クリスマスの楽しみ 2016.12.12
12月も早 半ば。
今も保育室から ジングルベルを歌う かわいい声、おゆうぎで踊る くるみ割り人形の曲などが聞こえています。
来週の祝会(発表会)に向けて、劇も おゆうぎも いよいよ仕上げに入ってきました。
土、日のお休みをはさんだものの、どのクラスも どの子も みんな、いっしょうけんめい がんばっていて、おゆうぎの動き、順番を覚え、セリフの声も よく通るようになってきました。
各お部屋には、ひとりひとりが作った かわいいクリスマスの飾り。
年長さんのリースは、色とりどりで きれいです。
年中さんは サンタクロースの壁飾りと 松ぼっくりを使ったスノードーム、
年少さんは 星や飾りをいっぱい貼ったクリスマスツリー、どれも とてもかわいいです。
飾ってあるのを じっとながめていると、「せんせい! わたしの、これ」「ぼくのは こっちやねん」と 声がかかります。
みんな自慢気に「こんなの、ついてるよ」とか、「ここ、かわいい?」とか言って来てくれて、すてきな飾りに大満足している様子、それが、また かわいらしくて、子ども達と その苦心が見える作品が 愛おしく思われます。
さて、がんばっている みんなに、今日は園長先生からプレゼント、と言っても、そんなに たいしたものでは ないのですが…。
毎年 玄関に出す クリスマスの飾り物の一つに、汽車があります。
その中に園長先生が入れたチョコレートを、子ども達がいただくことになっています。
お弁当の後、クラス毎に並んでやって来た子ども達の顔は、期待に満ちた表情、小さな声で「チョコ?」「チョコやと おもう…」とささやき合っているのは去年ももらった年中さん、年長さん。
年少さんは 初めてのサプライズ。
缶のフタを開けて、かわいいサンタさんやトナカイの絵の入ったチョコレートを見せてもらうと、「わぁっ!」と うれしそうです。
1つずつ もらって、お部屋に戻って お友達と見せ合いっこ、「わたし、ゆきだるまに した」「ぼくな、どっちか まよったけど、サンタさん」と 楽し気に中身を出して、だいじに だいじに食べていました。
かわいいでしょう?
ほんの一口で食べてしまう大きさなのにね…。
「どうだった?」 聞いてみると、「めっちゃ おいしかった」「ほんまに おいしかった」「チョコの あじ、した」「ぼくも、そう おもう」(まあね、だってチョコレートですもの)と感想でした。
見ると、包み紙を そっとポケットに入れています。
何でも ありあまる程の時代ですが、幼稚園で、汽車の缶に入っていたチョコレートを 園長先生からいただくと、”たいしたものでない” が ”トクベツすてきなもの” に変わるんですね。
あいけいの、楽しいクリスマスの1ページでした。