クリスマスの喜び 2016.11.30
11/27、アドベント(クリスマスを待つ4週間の暦)に入り、幼稚園では少しずつ クリスマスの準備が始まりました。
玄関や壁面の飾り、そして今日 大きなツリーに飾りつけをしました。
これは毎年、年長さんのお仕事。
年長さんは、きれいなオーナメントを一つずつ ツリーにつけるのを 楽しみにしています。
先生が出して並べた 天使、くるみ割人形、くまちゃん、おかしの家などの かわいい飾りを、女の子達は「わぁっ、かわいい」と、選んでツリーにつけていました。
男の子も「こんなん ある!」「せんせい、2つ つけられる?」と うれしそう。
昨日 お友達のお家からいただいた、本物の綿(ワタ)の実を飾り、きれいな朱色に染まったカラスウリもつけてみると、とても かわいくて、すてきなツリーになりました。
このツリーの飾りつけの日は、アンティークのクリスマスカードも出します。
これはツリーにではなく、玄関の状さしに入れるのですが、1908年、1916年など 100年くらい前の消印が押された アメリカのクリスマスカード、中には 郵便局の消印があるのに、番地が書いていなくて、通りの名と宛名だけの物もあって、驚きます。
それだけで カードが届いた時代だったんですね。
「これを書いた人は、すっかり年をとって 天国に行ってしまったと思うよ。でも、だれかが、お友達に『クリスマスおめでとう、元気にしてるかしら?』って言った 暖かい思いは、今も生きているの。そして、私達の心を暖めてくれるの。ふしぎでしょう? だれかを思いやる やさしい心、ことばは、ずっとずっと残るのよ」
そんな話をすると、まだ幼いながらも年長さんは、きれいな目で じっと聞いてくれます。
貴重なアンティークのカードですが、ケースに入れて、子ども達が 手にとって見られるようにしています。
「あっ、この数字? ”8”って 書いてあるね」
日本の幼稚園で お友達どうし、見せ合ったりのぞきこんだりしている姿を、100年前 誰が想像したんでしょう、そんなところがアンティークの楽しさですね。
今日は又、水曜日で 絵画の先生の日でもありました。
こちらも お題はクリスマス。
かわいいツリー、ページェントの一場面、思い思いの題材を考えて、好きな絵を描いていました。
でき上がった絵が 並べて乾かしてあるのを見ると、どれも なかなか すてきでしたよ。