幼稚園 きのうときょう 2025.5.29
「ねぇねぇ せんせい、ちょっと きて」 呼ばれて行ってみると、クラスの先生がうれしそうに「タイミングが合いました!」、年中さんの子ども達と 飼育ケースを囲んでいました。
「え? なぁに?」 とぼけて聞くと、「いま、いまやねん!」「ちょうちょ、でてきてるねん」「だいぶ でたとこ!」 真剣な顔で、さなぎから ちょうちょがかえる、まさにそのところを見つめています。
ちょうちょは時間をかけて出て、ゆっくり羽を広げるので、子ども達はこの後、「ちょうちょさん、がんばってね」と声を掛けて、それぞれ遊び始めました。
でも、時々「どうかなぁ…」とのぞいたり、後から登園したお友達に教えてあげたり。
飼育ブームの年中さんでは、卵からちょうちょになるまでの変化を ずっと観察して、その「ふしぎ」を自分の目で見て来ました。
毎年 5、6月になると、こんなことをしていますが、何回見ても「生命ってふしぎだなぁ」としみじみ思います。
あんな小さな黒い点のような卵が幼虫になり、青虫になり、さなぎになって、そして美しいちょうちょになる。
じぃっとしていた さなぎの間、中身はどんなふうになっていたんだろう…、子ども達も幼いなりにそれぞれが「…えっ、…?」を感じていることでしょう。
生命の不思議、尊さの端っこに触れたような気がして、ドキドキします。
それで昨日は、ちょうちょがかえるまでのプロセスを紙芝居で確認、そして卵からちょうちょになるまで、自分の描きたいと思う段階を選んで お絵描きをしていました。
ちょうちょを選ぶ子もいれば、「くろい ようちゅうの ときが いい」という子も、あおむし、さなぎを選ぶ子も。
年少さんは…、今、絵本「ばけ ばけ ばけ ばけ ばけたくん」が大人気。
かわいい くいしんぼうおばけの ばけたくんが、いろいろなものを食べて変身していくお話、子ども達は 読んでもらう度に大笑いしたり、「◯◯ たべた〜い!」「ぼく、◯◯ すきやねん」等々、声が挙がります。
それで「ねぇ、自分のばけたくんのお話、作ろっか?」ということで、ばけたくんの形にクレパスで色をぬり、後面に割箸をつけて 簡単ペープサートのお人形を作りました。
「わたし、いちご たべた ばけたくん、あかいの」「ぼく、バナナ たべた ばけたくん」
いろいろなばけたくんが、年少さん 33人分できましたよ。
みんなご機嫌です。
( ↑ 年少さん、かたつむり時計も上手にできました)
( ↑ こちらはパパへのプレゼントです)
年長さんは、トトロの時計製作終盤、今日は文字盤の数字、大きい針と小さい針を作っていました。
もうすぐ いい時計が、お部屋の壁面を飾るでしょう。
先日作った きれいなかたつむりが、壁面にずらりと並んでいて、トトロの時計を待っています。
( ↑↓ 年長さんでは今、昔懐かしい「おちゃらかホイ」が大人気です)
今日は木曜日で、ヒラリー先生の英語あそびの日でした。
各クラス、体を動かして いろいろな英語の歌を歌ったり、簡単な会話をしたり、楽しみました。
年少さんも ちょっと慣れて来て、「ひらりーせんせい!」と手を振ってお部屋に迎え、”Hello Song” も合わせられるようになりつつあります。
各クラスから響いてくる「とけいのうた」「はやおきどけい」「ぽっぽの時計」の元気な歌声、5月の末から6月のあいけいの風物詩のようです。
もうすぐ田植えですね。