観劇遠足 2024.11.18
11月は、大小 楽しい行事が目白押しの月です。
今日は観劇遠足でした。
毎年お伺いしていますが、富田林にあるカッパ座さんは、幼稚園から車で45分程の すてきな子ども劇場です。
今日は、全クラス順番に お家の方に送っていただき、観光バス2台に分乗して出発。
バスの中では お礼拝もします。
道中 外の景色は、ちらほら紅葉した木々も見え、秋の深まりを感じます。
到着して出迎えてくれたのは、パンダの着ぐるみ人形。
バスが着くのを駐車場で待ち、手を振ってくれると「あっ! ぱんだ」「せんせい、ぱんだちゃん、て ふってる!」。
うれしいお出迎えに、子ども達は みんなにこにこです。
入り口で記念撮影をしてから、中へ。
今日の人形劇は「いもむしナナルン」、カッパ座のオリジナル劇です。
いたずらっ子も、悪いことする嫌われっ子も、本当はみんな 歌やダンスが大好き。
友達になれたら 楽しくて 幸せだよ、手をつないだら あったかくなれるよ、そんな思いを伝える作品でした。
生きた舞台の迫力、目の前でくり広げられるお話、その展開、照明を生かしたCGと人形達の演技に、子ども達は びっくりしながらも夢中になりました。
45分程のお話に一気に入り込み、途中 ドキドキしたり、ワクワクしたり。
みんなが仲良しになるラストシーン、終わったら、年中さんの女の子が 涙をこぼしていました。
「え? 怖かったの? ◯◯ちゃん、どうした?」 先生が声を掛けると、「おはなし、よかった、みんな なかよくなれて よかった」と 目をこすっていました。
そんなに入り込んで見ていたんだなと思うと、感慨を覚えます。
大人にとっても楽しい劇ではありましたが、子ども達の小さな胸に迫るものは とても大きくて、いろいろ感じてくれたんだなと うれしい気持ちになります。
帰りのバスの中でも「どうだった? どこが良かったと思う?」と問い掛けてみると、「ナナルンの ギター、こわれたのを なおしてもらった ところ」「みんなが なかよく うたを うたってる ところ」「カッパの きまるくんが ピアノを ひいてて、すごく たのしそうだった」等々、よく見ていたのね と伝わってくる感想が聞こえて来ました。
劇が終わった後、舞台に順番に上がらせてもらい、着ぐるみと並んで写真を撮ったのも、いい思い出になったようです。
「広がれ、深くなれ。子ども達の心に蒔かれた種が、ゆっくりでいいから 芽を出して、豊かに育ってくれますように」
そんな気持ちにさせてくれる観劇の一日でした。