今日の幼稚園 2024.6.17
梅雨を前に、蒸し暑くなって来ました。
幼稚園の周囲では 土・日の間に田植えが進み、ひょろひょろとした稲が お行儀良く、まっすぐに植えられています。
鏡のように空を映す田んぼは とてもきれいで、青空の日も、今日のような くもり空の日も、つややかに水を光らせています。
さて 今日は、年中・年長さんは たっちゃん先生の体操あそびの日。
子ども達が大好きなたっちゃん先生は 毎回、体幹を鍛える運動、腕の力・足の力を強くする運動、周囲を見て 瞬間的に判断して体を動かす力を養う運動などを、上手に取り入れた遊びを 展開して下さいます。
おもしろくて、おかしくて、息の切れる この時間を、子ども達は大好きです。
いいな、と思うのは「苦手な子こそ、やってみよう」という、先生の意気込み。
身体機能を高めるだけでなく、「なんだか うまくできない」「ちょっと苦手」「ちょっと逃げたい」、そんな心の中の壁が取れたら いいですね。
くもり空でも、少し動くと 汗がふき出します。
お茶を飲むと「ふぅ〜、おいしい」。
6月も後半に入ったので、七夕の笹飾り作りも始まりました。
笹飾りは 3才・4才・5才共通のものもありますが、年令に従って、つなぎものは長くなり、新しい飾りや ちょっと難しいのも入って来ます。
今日は、年中さんも 年長さんも「流れ星」から。
スタートとしては やりやすく、でき上がりもかわいいので、「うん、いける」感が出るのでしょうね。
しばらくして もう一度年長さんをのぞくと、今度は 白い折り紙を見せてくれました。
「あ、それは なぁに?」「かささぎだよ!」「えっ? かささぎって?」 知らぬふりをして聞いてみると、「とり!、おりひめさまと ひこぼしさまが あうとき、とんでくる とり!」「つばさを ひろげて はし(橋)に なって、とおして あげるねん」。
「どうやって?」(あくまで知らんぷりをしています)、「ええっ、それは はねを ひろげて」…、「こう やるねん!」。
理解の悪い質問をくり返されて、「あぁ、もうっ、こうやねん」と 子ども達が横にズラリと並んで 手を合わせて、橋になってくれました。
「あぁ、上手に橋ができたねぇ、これで 天の川を渡れるっていうことね」、やっと分かってくれたか とうなずく年長さん。
七夕のお話を先生から聞いて ちゃんと分かっているんだなぁと、うれしくなりました。
( ↑ )その時はまだ未完成だった かささぎが完成して、今度は子ども達が 事務所に見せに来てくれました。
年少さんは、今日は「しろくまくんのパンツ」という絵本から、製作あそび。
行方不明の くまくんのパンツを探して、これ? あ、これ? と探す、楽しくてかわいいお話です。
子ども達は くまくんの形の紙を渡してもらい、そこにお顔を描いて、思い思いのパンツを作りました。
クレパスで模様を描いて 絵の具を塗ると、クラパスの部分をはじきます。
「ぴんくで ぬる」「あおに する」、好きな色を選んでの パンツ作り。
かわいい、いろいろなパンツができましたね。
昼下がり、さっき かささぎを見せてくれたお礼に、今度は 精巧に作られた とび出すカードを、年長さんに見せに行きました。
カードをパタンと開くと、スッと現れた花屋さんの車に、「わぁ…!! もう いっかい、やって」「もう いっかい」のアンコールが続きました。
こんなふうに 子ども達の夢が開いて 現れたら、いいね。