移動動物園 2024.5.24
年に一回、あいけいが 小さな動物園になる日があります。
今日がその日。
数日前から先生に「もうすぐ動物さんが来るよ」と言われ、どのクラスもみんな ワクワクしながら待っていました。
「せんせい、ぞうさん くる?」「うーん、ゾウさんは大きいから、ちょっと無理ねぇ」「きりんさんは?」「うーん、キリンさんもちょっと大きすぎて…、来ないね」「じゃあ、なにが くる?」「馬とかロバとか…、ヤギさんとか、ひつじさん」「ふぅ〜ん、たのしみ」。
こんな問答をくり返していたので、子ども達も学んだようです。
昨日、帰る子どもに「明日ライオンさん来たら どうしよう?」と言ってみると、「えぇっ〜?、こないよ、そんな あぶないのは。あ、トラも こないよ」と一笑に付されてしまい、ハイ、すみません、の感じでした。
さて今日は、さわやかな青空の広がる朝を迎え、子ども達は手に キャベツや人参、果物等のエサを入れた袋を持って、うれしそうにやって来ました。
すぐに用意してある箱に分けて入れ、「おかあさんが、にんじんは うまが たべるかなって」「せんせい、バナナを たべるのは、なにかなぁ」。
しばらくすると、動物園のトラックが到着。
スタッフの方が、柵をして準備が整ったところで、「ハイ、今から動物さんが降りて来ますよ」と トラックの後を開けて、スロープをつけました。
「ふぅ〜、やっと広い所に出られた!」とばかりに、次々動物達が降りて来ます。
タッタッタッと、まぁ、一列に、順番に 上手に出てくるのに、子ども達は「わぁっ、すごいね」。
今年は 4月末に生まれたばかりの仔ヤギも2匹、お母さんヤギと一緒に来ました。
( ↑ 先に降りたお母さんヤギが心配して迎えに来ました)
着いたら「ママ、おなか すいた」とばかりに、お母さんヤギからお乳をもらう姿の かわいいこと。
10時になり、いよいよスタートです。
初めは集まって スタッフの方に今日の注意を教えていただき、その後カゴから出して見せてもらったのは…、ヘビ!!です。
長〜いヘビを 手に巻きつけて、順番に見せてもらい、「さわってごらん」、怖々小さな手を出して そっと触れ、「きゃあ…!」の子ども達です。
首に巻きつけてもらう子もいました。
手の平に乗るまっ白なハツカネズミは、指でそっと背中を触らせてもらって「かわいい、ちいさい」。
その後は、ウサギやモルモットの柵の中、羊、山羊の柵、ポニーの乗馬を、クラスに分かれて順番に回ります。
ウサギやモルモットは 抱っこすることができます。
(両手で下から抱いて)お腹の所にくっつけ、「わぁ、あったかいよ」「ふわふわしてるね」「せんせい、わたしも だっこしたい」と大喜び。
特にモルモットは 軽くて大人しいので、一旦抱っこされると じっとしていて、子ども達も その感覚をゆっくり楽しむことができます。
羊や山羊は大きいので、近寄られると「あ…、あ、ちょっと、ちょっと こわ〜い、あぁ、こわい、エ〜ン」と泣き出す子もいましたね。
エサをあげたり、触ったり。
こんなふうに動物達の中に入って遊べるのは、とてもすてきな体験です。
ポニーの乗馬では、一人ずつ 全員乗せてもらいました。
お兄さんに抱っこされて ポニーに乗ると、案外高いようで、ドキドキです。
「のった!」「のせてもらった!」 興奮気味の子ども達、動物達のやさしい きれいな目が 子ども達を見ていて、何とも楽しい動物園でしたね。