今週の幼稚園 -名残り惜しくて- 2024.3.14
この時期、いつも思います。
小さくなってきた 美味しいあめを、口の中で 大切に そっところがしている、そんな気分。
今週 幼稚園は、子どもも大人も まさにその境地です。
年長さんは 月曜日、春の散歩、外あそびを満喫し、幼稚園最後のお弁当を食べました。
火曜日、大好きなコーチと 最後のサッカーあそび。
雨だったので、リズム室で体を動かすことになりましたが、大好きなコーチとの ゲーム感覚を取り入れた競争は おもしろくて、走り回っているうちに 汗をかいて「ふぅ〜っ」。
終わった後は「コーチ ありがとう」、子ども達が作った輪つなぎのレイをプレゼント。
握手をしてもらったり、ギュッとしてもらったり。
そうそう、こんなことがありました。
全部終わって、コーチがボールのチェックをしておられた時のこと。
陰からずっと見ていて、お部屋に戻らない男の子が 一人。
「どうしたの?」 先生が気付いて声を掛けると「さびしい…」、ポロリと涙が落ちました。
サッカー大好き、コーチ大好き、ありがとう…の思いで、小さな胸が一杯だったようです。
お昼になると、年長さんの おにぎりパーティーが始まりました。
一つずつラップに包んだごはんを 2つもらい、そこに好きな具材を選んで 入れてもらいます。
シャケ、コンブ、おかか、梅干、ツナマヨの5種類、そして その他、白ごはんの替わりにワカメごはんもあって、こちらも選べます。
先生が説明し、「どれがいいか、自分で決めてね」と言われて「う〜ん」、悩んだ末「◯◯ちゃんは どうする?」とお友達に尋ねて、「ぼくも そうしよ」。
入れてもらったら、席に戻って 自分で握ります。
「せんせい、うまいこと、いいかたちに なったで」という子も、「う〜ん、なんか、ちょっと ヘンな かたちやけど、これで いい」という子も。
その後 豚汁をもらって、一緒にいただきました。
おかわりもして、自分で握ったおにぎりの味は「めっちゃ おいしい」だったようです。
おにぎりパーティーだけでなく、3月の給食は 年長さんのリクエストメニューで構成されていました。
2月の初め頃、実際に子ども達に聞いたところ、「カレー!」が一番でしたが、スパゲティやしょうゆラーメン、グラタン、マーボー豆腐等、次々人気メニューが挙がったそうです。
「いっぱい ありすぎて、えらべへん」の声もありましたが、厳選メニューが並び、今月はいつもに増して楽しい給食だったようです。
水曜日から、午前中一杯を使って 卒園式のおけいこが始まりました。
これまでも 証書の受け取り方やお歌等、クラスで日々おけいこして来たのですが、昨日からは リズム室で全体を通してのおけいこになりました。
おけいこは、水・木・金と3回続きます。
初めはプログラムの流れがつかめず、途中少しゴソゴソしたりしましたが、2回目の今日は 子どもなりに式全体の流れを理解して臨めたようです。
そして今日は、午後から 最後のヒラリー先生の英語あそび。
いつも楽しく いっぱい色々な事を英語で教えて下さったヒラリー先生との時間、子ども達は大好きでした。
英語劇も Thanksgiving も Christmas も、みんな みんな すてきな思い出です。
まだ明日、もう一日あります。
明日は午後、お部屋で最後の「大好きタイム」--先生と ぼく、わたし、一人ずつのお別れタイムがあります。
大泣きの合唱になるかもしれませんね…。
名残り惜しい週末になりそうです。
* * * * *
もうすこし… お別れが近くなって甘えたくなったのか、年長さんが事務所に遊びに来てくれます。
「おてがみ…」と手渡してくれたり。