今日の幼稚園 2024.1.11
9日からスタートした三学期、子ども達の冬休みモードが 少しずつ元に戻りつつあるように思います。
今日、日中は寒さが緩んだものの、朝はピーンと冷たい空気が張りつめていました。
そんな中、届けていただいたのは 満開のろう梅。
すき通るような黄色い花びらが重なって、とてもきれいです。
そして ふわっと香る良い匂い。
早速玄関に飾ると、あたりが明るくなりました。
登園して来た子ども達も、「なんか、いい におい する」「わぁ、せんせい、きれいやね」「おはなが いっぱい さいてる」。
奥には みつまたも飾ってあります。
冬の木々の花は 凛とした美しさと、寒さを耐えて花をつけた強さがあり、早春と呼べない程の早い時期に 芳香を楽しませてくれます。
やがてくる春を、一足も二足も早く告げるかのようですね。
さて、今日は木曜で、今年初の ヒラリー先生の英語あそび。
丁度 未就園の小さいお友達の うさぎちゃんクラスの日でもあったので、”Walking, Walking” や “One Little Finger” など、簡単な歌あそびを一緒に。
“What color do you like?” と 数枚の色カードを見せられて、”Red!” と答えてくれる子もいましたよ。
4月からあいけいに来てくれるお友達の うさぎちゃんクラス、昨年6月に始まりましたが、今では大分慣れて 楽しくなってきました。
一緒に遊んだり、おやつを食べたり、「ようちえんって いいな」と だんだん感じてくれているようです。
うさぎちゃんクラスのお友達が帰る頃、年少さんが 外でビニール凧をあげていました。
スーパーのレジ袋を使い 工夫して作った凧、風を受けて 案外よく飛んでいましたが、残念、うさぎちゃんの子ども達が帰る頃には 店じまいになったようで、先生にたたんでもらっていて、シャッターチャンスを逃してしまいました。
でも年少さん、給食の後にも、お正月カルタならぬ 絵合わせカードをクラスでやっていて、楽し気に手を伸ばして カードをめくっていました。
年中さんも 凧作り。
大きな凧に 思い思いの絵を描きますが、「ぼく、タコの たこ(凧)に する」「わたし、すみっこの えに する」「う〜ん、くるまの えも いい」「にじは?」と、お友達と賑やかに進めていました。
年長さんは、英語で 2024年をどう言うか、たつ年は何と言うか等から教えてもらっていました。
ヒラリー先生に尋ねられると、「20は “twenty”」と答える子、「たつは?」 “Dragon” と答える子もいて、さすが年長さんね という感じです。
年長さんでは昨日、大切なお話をしていました。
1日、能登半島でおこった大地震のことです。
初めに 先生が地震についての紙芝居を読み、その後で クラスで話し合いをしました。
地震のことは「しってる!」「テレビで みた。おうちが ペチャンコに なってた」。
ご家庭でも「わぁ、怖いねぇ」「被災された方がたいへんだねぇ」等々、話されている様子が 子ども達から伺えます。
「さむいって いってた」「まだ、おふろに はいれないんだって」「おうちの なかに はいれないんだって」「あったかい ごはん、たべられないんだって」「どうろも こわれてるって」「じゃあ、どうやって いくの?」、子どもなりに 心を痛めて心配しています。
小さくても いろいろ考えていることが、よく伝わって来ました。
「じゃあ、私達に何かできることは無いだろうか?」と皆で話し合って、「おかねを あつめて おくろう」ということになったのです。
早速今日は 募金のお手紙を作り、年長さんも 一人一人が絵と字を書いて、募金を始めることにしました。
子供たちが一文字ずつ書いたのは「こまっているひとたち、かなしんでいるひとたちを みんなでおうえんしたい。ばらぐみのみんなより」です。
この心が、被災地の方々を少しでも勇気づける力になりますように。
写真にはありませんが、今日の給食はカレーライスでした。
子ども達の人気 No.1 のカレーですが、今日は又、よく食べること、よく食べること、調理員さんが「先生、今日はごはんを多めに炊いたんですが、次回からは更に増やしますね」と、カラッポの炊飯釜を見ながら うれしそうでした。
そう、今日は新春二日目の給食で 人気のカレーだったのですが、昨日の初給食は お正月のお祝いメニューでした。
白味噌に さとイモや金時人参、しいたけ等を入れた、ほんのり甘く まったり味の汁椀には、おもちがのせてあります(子どもが喉に詰まらせないよう、お湯をくぐらせトロリとさせた シャブもちを使っています)。
お皿は タラの野菜あんかけ、そして古代米のごはんです。
古代米を混ぜて炊いたごはんは 美しい紫色でツヤがあり、モチモチの食感がとても美味しいです。
調理員さんによると、「本当はお赤飯にしたいけれど、苦手な子が多いかなと思って」古代米を混ぜるようにしたそうです。
子ども達の反応は?
「おいしい!」「おかわり!」でした。