５月も末、６月までもうあと一歩というところで、梅雨に入りました。

例年より10日程も早いということですが、今朝は 丁度 子ども達が登園して来る頃、強く降っていましたね。

バスの子も、送ってもらう子も、「わぁ、あめ」「せんせい、ながぐつ みて」、雨の日は 又 それなりに楽しいものです。

 

昨日からの雨で、子ども達の活動は お部屋やリズム室が中心です。

各クラス、今 時計づくりをしていて、数字を貼ったり、針を切って模様を描いたり。

 

 

 

今日、年中さんは てるてる坊主を作っていました。

３枚の紙を切って形を作り、３つの表情を描いて貼り合わせ、上から ひもで吊るして くるくる回すと、いろいろな顔のてるてる坊主が見えるようにします。

「どんなお顔にしようか？」　先生に聞かれて、第一声は「ウィンクが いい」「え？　ウィンク？　なるほど、ウィンクね」「にこにこがおが いい」「ぱっちり おめめが いい」ということで、思い思いの顔を マーカーで描いていました。

 

できあがって、「せんせい、みて。すてき？」「あら、かわいいね。すてきな てるてる坊主ができたね」「あめ、やんだ？」「まぁ 本当。みんなの てるてる坊主のおかげね」（丁度うまい具合に 雨が上がったんです。何てジャストタイミング、てるてる効果バッチリです。良かった）。

「ねぇ？」とばかりに 得意そうに笑う 年中さんでした。

 

年少さんは、お外に行けないので「しんぶん びりびり」で遊びました。

大きな一枚をもらって、真ん中を少し破って顔を出し、あら あら お洋服、雨の日のカッパみたいね。

お次は、いいよ いいよ、ビリビリ破いて。

好きなように 好きなだけ破いてちょうだい、大きいのも小さいのも、何でもOKよ。

破く時、ビリビリッてなるね、ハサミのチョキチョキとは違うね、長〜くビリビリッてすると おもしろいよ。

さぁ、ビリビリ新聞がいっぱいになったら、集めて 手ですくって…、わぁ、雨が降って来た、ヒラヒラ いっぱい降らせて、もっと もっと。もっと降らせて。

その後は、大きなダンボール箱を ちぎった新聞紙でいっぱいにした 新聞プール（？）に順番に入り、最後はそれをビニール袋に入れて 目と口をつけ、「オバケちゃんだよ〜！」と遊びました。

古新聞で何度も遊びを展開して、あぁ おもしろかった、でした。

紙の質感、破る時の音と 指に伝わる感触や、ふわりと散らばる おもしろさを、先生のリードするストーリーとともに楽しんで、「新聞紙って すごいね」でした。

 

リズム室では 年長さんが、サッカーコーチと体を動かす ゲーム遊び。

ケンケンパ、を 小さいリングフープでやって行きますが、お約束は「フープを踏まないように」。

ついつい おもしろくて、速く速くと気持ちがせくと、フープを踏んだり 蹴ったりしてしまいます。

「素早く」と「慎重に」が求められ、集中力につながります。

 

昨日のたっちゃん先生の体操遊びも、リズム室でした。

やわらかいポールのひっぱりっこを、手を使ったり、脇にはさんだり、足ではさんだり。

 

年中さんも年長さんも、おもしろくて大騒ぎでした。

 

雨の季節だけれど、雨もいいよ、あいけいは いつも、中も外も 楽しいことがいっぱいあります。

もうすぐ園の周りから、カエルの合唱も聞こえるようになるでしょう。

そしたら、カエルに負けない声で 「かえるの歌」もうたいましょうね。

 

＊　＊　＊　＊　＊

 

年長さんのサナギ、昨日 一匹 ちょうちょになりました。

美しい羽をゆっくり広げて、別れを惜しむかのように 飛んで行きました。