今日の幼稚園 2023.2.3
2月に入り、今日は節分です。
冬と春の季節を分ける24節気の一つ。
今週は冷え込みましたが、立春を過ぎる来週は 少し寒さが緩むとの予報です。
人間がバタバタ慌ただしくして気付かずにいても、季節は一歩一歩着実に足を進めているんだなぁと 改めて感じる時期ですね。
ほら、園庭の枝垂れ梅も、つぼみの先が ほんの少しふくらみかけています。
去年 花の終わった後、お花屋さんが剪定をして下さったので、たくさん つぼみがつきました。
もう少ししたら、美しくかわいい紅梅の花が いっぱい咲くでしょう。
とても楽しみです。
寒い冬から立春へと自然界がこうやって黙々と準備を進めているように、年長さんも もうすぐやってくる うれしい春の準備ができつつあるんだなぁ…と、感慨深く思います。
体が大きくなって、体操服や制服が ちょっぴり小さくなりました。
優しい 細やかな心が育つとともに、ねばり強い たくましい心も育ちつつあります。
それは しみじみ分かります。
「せんせい、もうすぐ さくねぇ」「ピンクの おはな?」「いっぱい さいたら、きれいやねぇ」「本当。今年はきっと、とってもきれいよ、そして いい匂いがするの。楽しみね」と言葉を交わしながら、ほんのり寂しい思いもよぎります。
1年生になる「うれしい春」は「お別れの春」でもあるからです。
さて今日は、小さいお友達の うさぎちゃんクラスの日でもありました。
少し前まで 大泣きする子が何人かいましたが、もうすっかり慣れてくれて、お母さんに手を振って入ってくれる子がほとんどです。
離れ際 少し泣いても、中に入って遊び始めれば もう大丈夫、おもちゃで遊んだり、一緒に製作をしたり、おやつを食べたり。
製作は、節分らしく「おにバッグ」。
紙皿に色紙を貼って おにの顔にして、ツノをつけたら でき上がり。
ツノは「ひとつにする」子も「ふたつがいい」子も。
早いもので、去年6月から始まったうさぎちゃんクラスも、残り数回です。
そして4月になったら、いよいよ ようちえんです。
とても楽しみね。
あいけいっ子達は、今日は豆まきです。
今年は、前もって先生達が作った大きい鬼に向かって豆を投げる、というスタイルにしました。
クラス毎、順番に リズム室にやって来て、「おには〜 そと! ふくは〜 うち!」
先生達がユーモラスに バレバレで鬼になっても、毎年 年少さんを中心に「やっぱり こわ〜い」と泣く子がいますが、今年は大丈夫。
年長さんになると「あれって、だんボールで つくったん? だれ つくったん?」という子もいて、「う〜ん、ちょっともの足りないか…、でも、怖がって泣く子がいるのも かわいそうやしねぇ…」と いうところです。
給食には お豆がつきました。
以前は いり大豆でしたが、「喉に詰まらせる可能性があり、幼児に食べさせないように」という消費者庁からの指導を受けて、柔らかく炊いた煮豆にしています。
「おまめ にがて」の子もいますが、ほんのり甘く ふっくら炊いた大豆は とても美味しくて「せんせい、もうすこし ください」と おかわりの子もいた程です。
年長さんは三学期になって、小学生と同じパックの牛乳を飲んでいます。
ストローをはずして刺すのも おけいこ中です。
各クラスからは ♪ ふくはうち〜、おにはそと〜 ♪ の歌、♪ オニのパンツは いいパンツ ♪ も聞こえて来て、冬を越えて いよいよ春に向かうんだなぁと、あいけい歳時記のページが一枚めくられたような気がします。