ずっと ともだち、ずっと だいすき--今週の年長さん-- 2017.3.15
3月に入って 矢のように毎日が過ぎ、明日はいよいよ、年長さんのお友達を送り出す卒園式です。
今週は、特に月曜日から、大切なドロップを ゆっくり口の中で そっと とかすような思いで、毎日を ていねいに過ごしてきました。
月曜日から 二階ホールで始まった 卒園式のおけいこ、それまでは年長組のお部屋でやっていましたが、二階ホールで やってみると、いよいよ本当にお別れの日が近いことを ひしと感じるようになりました。
卒園式は あいけいの園生活のしめくくり。
証書を受けとる手順、卒園のうたも 心をこめて しっかりできるように、おけいこをしました。
月曜日は又、最後のお弁当日ともなりました。
お母さんが作って下さった お弁当、毎回美味しかったね。
中には お手紙のメッセージを入れておられる方もあり、うれしそうに じぃっと読んでいました。月曜毎に作ってもらった お弁当、子ども達は、美味しく味わい、そこに込められたお母さんの あったかな愛情を 体で感じとってきました。
「せんせい、きょうは おべんとうの ひ(日)やから、おかあさん、はやおきしてん」「せんせい、みて、おはなの にんじん」「ぼくのも みて」
そんな うれしそうな言葉を、何度も何度も聞きました。
月曜毎に心をこめて作って下さって、ありがとうございました。
火曜日は、つくしの たまごとじを いただきました。
園の周囲で いつもは ボウルいっぱい採れるのに、今年はまだ寒くて 少ししか ありませんでしたが、給食のおばさんが ほんのり甘く炊いて、たまごで とじてくれました。
ほろ苦い春の味わい、「う…ん、おいしい」「これが 春の あじ?」。
毎年今ごろ登場する つくしの たまごとじ、これを食べると、卒園です。
そして 今日、水曜日、おけいこも最終。
一人一人 名前を呼ばれると、「ハイッ」と しっかり返事をし、証書を受け取りに 園長先生の前に出ます。
もらったら、証書を挙げたまま お辞儀、ほら 見て下さい、こんなに上手です。
ほれぼれするくらい…ね。
お昼、最後のリクエストメニューは カレーライス。
あいけいカレーは やっぱり美味しい。
子ども達に聞くと、「いちばんは、カレーやねん」だそうです。
おいしい給食を 大好きなお友達や先生と食べる…、ほんとうに うれしい時間でしたね。
そして、お昼からは 恒例の「おわかれ だっこ」。
一人一人、大きくなったね と先生の ひざに抱っこしてもらい、どんなに あなたのことが好きだったか、今まで いっしょに過ごし、いっしょに がんばってこられて、ほんとに良かったね、あの時たのしかったね、あんなこと あったね、覚えてる? …などと話してもらいます。
話しながら、抱きしめながら、先生の ことばが つまって…、やがて、子ども達の目からもポロポロ涙がこぼれ、お部屋は 大泣きの合唱に。
お友達が好き、先生が好き、あいけいが大好き、その思いが 大きく大きく高まる日です。
そして これから先、その思い出が、嵐の日も こごえる日も、ひとりひとりの心を暖め、力づけてくれるものとなるのです。
明日、年長さんは巣立ちます。