今日の幼稚園 2022.11.28
11月もあとわずか、朝の冷たい空気は「もう冬が来ていますよ」と告げているようです。
今日は 年中・年長さんで、たっちゃん先生の体操あそびがありました。
毎週水曜日にある課外の体操教室は 大人気で、体を動かすことが大好きな やんちゃっ子も、ちょっぴり苦手と思っている おとなしい子も、みんなが楽しんでいます。
だから 保育の中でしていただく体操あそびにも、子ども達はワクワク。
鬼ごっこで 体と気持ちをほぐしたら、サーキットです。
コーンの間をジグザグにケンケン、ハードルを跳び、高いのをくぐり、低い鉄棒にギュッとぶら下がり 5つ数えて、マットで作った山に登ってジャンプ、このメニュー、少しやったら 汗が出て来るようです。
一巡したら もう一回、何度も何度もトライ、あぁ おもしろかった、と息をはずませていました。
さて、まだ11月ですが、教会の暦では 昨日からアドベント(待降節)に入りました。
クリスマスまでの間、日々喜びと感謝をもって備えて行く 大切な期間です。
すでに年長さんではキャロルのおけいこが始まって、美しいメロディとかわいい歌声が聞こえて来るようになりましたが、今日は年長さんがツリーの飾りつけをしました。
あいけいのツリーオーナメントや クリスマスの飾りは、少しずつ増やして 大切にしているものばかりです。
取り出して並べ、「かわいいでしょう? 好きなものを選んで 吊り下げてね」と言われて、じぃっと見ながら「◯◯ちゃん、この くまちゃん かわいいね」「うん、わたし、この あかい くつしたが すき」「ぼく、この おうちの かたちのが いい」と、うれしそうに手に取っていました。
「ここ?」「こっち、まだ すくないなぁ…」と、飾る場所も子どもなりに考えて、そっと ひもをツリーに吊り下げていました。
「ていねいに」とか「大切に」がわかる年令になっているんですね。
そして毎年 年長さんには、古いアンティークのクリスマスカードを見せてあげています。
アメリカの古いクリスマスカード、一番古いのは 1906年の消印が押されています。
1907、1908、1910、1922…、いろいろあります。
これを送った人も 送られた人も 今は天国でしょう、でも、寒い 雪が降るような日、誰かのためにポストに投函されたカードの 暖かい愛情あふれる思いは、今も残っているんです。
これがアンティークのすてきなところです。
お母さんが 離れて暮らす娘に「たくさんの愛を込めて」と記したものや、小さなこどもが おばあちゃんに「あかちゃんが うまれたよ」と書いたものもあります。
子ども達にそんな話をして 一緒に楽しめるのも、年長さんならでは ですね。
今日はツリーの飾りつけをしてくれた年長さんに一人ずつ、今年の年号と一人一人の写真を貼った オーナメントをプレゼントしました。
「お家のツリーに飾ってね」と渡すと、みんな とてもうれしそうに「せんせい、ありがとう」、「せんせい、すてきなの つくってくれて、ありがとう」。
心を込めて作ったかいがあったなぁ…と思いました。
そして今日は、うさぎちゃんクラスの日でもありました。
何と「初バス」です。
園バスに乗って「えんちょうせんせい、いってきまぁ〜す」と手を振り、バスが走り出しました。
五位堂の方で 停めて待っていると、「あ! でんしゃ! でんしゃ きた!」「あかいの きた!」「とっきゅうも きた!」「アーバンライナーも!」 普通、特急、火の鳥、アーバンライナーと 次々やって来て、みんな大喜び。
ずっと向こうで車両整備をしている方に「おじさぁ〜ん」、「せんせい、なに してはるん?」「電車の外側をきれいにしておられるのよ」「ふぅ…ん」、短いけれど 楽しいバス体験でした。
「また のりたい」「こんどの ときも、バスに のれる?」。
はい、又 乗りましょうね、楽しみにしていてね。