今日の幼稚園 2022.5.9
連休が明けると、いよいよ一学期の活動が回り始める気がします。
入園・始業式から連休までは、何となく ウォーミングアップという感じかな…。
でも、長いお休みが「お家恋しい、お母さんのそばにいたい」につながる場合もあり、園生活のリズムを取り戻すのに ちょっと時間のかかる子もいます。
特に まだ幼稚園に慣れていない年少さん、今日もお部屋から泣き声が…。
のぞいてみると、「おかあさんのとこ、いきたい」「おうち かえる」と 涙でぬらしている子がいます。
「いつ かえる?」の子もいて、先生が「ちょっとあそぼうね、おうたも歌いましょう、いっしょに おトイレも行きましょう。お昼になったら、美味しい給食を食べようね。そしたら、もう少しでお帰りの時間よ」と 教えています。
そう言われても、まだ実際のイメージがつかめず、不安が無くなるわけではありません。
それでも、ていねいに伝え、時間と経験を重ねて行くことで、子ども達は少しずつ 少しずつ「…、だいじょうぶ」を獲得していきます。
大人は「一日も早く」を願って あせってしまうこともありますが、この基礎の時間、大切にしたいですね。
さて、しばらくすると、すっかり泣き声が止みました。
さぁ、どうしてる? と再びのぞくと、お母さんの絵を描いていました。
「大好きなお母さんのお顔、紙に大きく描きましょう」、自分のクレパスを出して「うすだいだいいろ…」「◯◯ちゃん、これ、この色、ほら、そこに あるよ」「これ?」「うん、それ」と、かわいいやりとりも聞かれます。
母の日は 昨日8日でしたが、今年はお休みが続いたため、今週 お母さんの絵を描くことになりました。
年中さんも、お母さんを描いていました。こちらは先生が顔--目、鼻、口、眉毛等--説明し、ふだん無意識のうちに認識している顔の造作を よく確認しながら、絵の具とクレパスで進めていました。
1年違うと、同じテーマでも、お絵描きの活動そのものが ずいぶん違ってきますね。
年長さんのお絵描きは、今日は 自分の絵の具をパレットに少しずつ出して、「はらぺこあおむし」。
個人持ちの絵の具は、年長さんから。
今日、初めて出して使いました。
きれいな色、混ぜて作り出す様々な色、これからお絵描きの世界が ぐっと広がって行くところです。
年長さんは、今週予定している動画撮影に向けて、お母さんの歌、感謝のことばも おけいこ。
生まれる前からずっとずっと、大切な宝もののように育てて下さった お母さんへの言葉、ただ今 心を込めて練習中です。
さて、そうこうしているうちに お昼の準備、いつもだったら月曜日は 週に一回のお弁当の日ですが、今週は 金曜日の移動動物園の関係で入れ替わり、今日が給食。
メニューは みんなの大好きなスパゲティーと、いろいろなお野菜の入った豆乳スープ。
そして、何と年少さん、初の手話お祈りを教えてもらっていました。
かわいいお手々を出して、先生の真似っこをして、「てんの かみさま、きょうも このように おいしい…」と やっていました。
お祈りの後「いただきます」、「お味はどうですか?」と問い掛けると あちこちから「おいしい」「おいしいよ」が返って来ました。
泣いたり、ドキドキしたりしている年少さん、まだまだ「ママのとこ、いきたい」は あるけれど、「楽しくて美味しい」あいけいを たくさん体感していってね。
( ↑ 年中さんのいも虫が、だんだんサナギになってきました)