今日の幼稚園 〜お別れ会〜 2022.3.11
すっかり春らしい暖かさになりました。
今週が終わると、いよいよ卒園式、終業式です。
どの子どもにとっても しめくくりの時期ですが、巣立って行く年長さんには 特別な意味のある毎日です。
今日は、3月生まれのお友達のお誕生会と お別れ会です。
あいけいには102人の子ども達がいますが、3月生まれは 年長の2人だけ。
みんなにたっぷりお祝いしてもらい、「大きくなったら 何になりたいですか?」の質問に「おうたの せんせい」と答えた子の時には、途中から全員の歌になっていました。
あいけいで祝ってもらうお誕生会は、今日で終わり。
でも、ずっとこれからも、みんなが生まれ育っていることを喜び 感謝していますよ。
お誕生会の前のお礼拝、園長先生の聖書のお話を聞くのも 最後になりました。
今日は 復活のイエス様がトマスに顕れられたお話でした。
神様の深く大きな御愛が どんな時にも 私たち一人一人に注がれている、そして、たとえ失敗しても大丈夫、そこから又 立ち上がり、前に歩いて行ける、イエス様はいつもいっしょにいて下さるよ、というお話です。
今日は又、東日本大震災から11年目にあたります。
ウクライナの苦しむ人々のことと合わせて、みんなでお祈りをしました。
お誕生会に続くお別れ会は、リズム室の年長さんの所へ、年少、年中さんが 分かれてプレゼントを持って来てくれました。
「いままで いっしょに あそんでくれて、ありがとう」「バスの とき、いっしょに すわったね」「がっこうに いっても、がんばってね」等々、お部屋で考えて来たことばを伝えて、それぞれが手作りプレゼントを交換し合いました。
プレゼントは、千代紙を貼ったけん玉、お花の折紙のネックレス、くまちゃんのついた輪つなぎネックレス、これは くまちゃんの口が開いて メッセージが書かれています。
見てみると「だいすき」、「また あそぼうね」等と書いてありました。
年長さんは、1年間のこくごノートで 字も上手になりましたね。
小さいお友達にかけてあげたり、自分がかけてもらう時には、ちゃんとひざをかがめて 小さくなって…。
まぁ、ずいぶん成長すること、幼稚園の3年間は大きいですね。
年長さんは 全員の先生達にも、牛乳パックに折紙やメッセージを書いて貼ったペン立てと、とび出すカード(これは 中嶋先生に教えていただいたものです)を作って プレゼントしてくれました。
カードを開けると、その先生がピョンと立っている仕掛けです。
とてもていねいに作ってありました。
3人くらいのグループで製作してくれたのですが、それぞれの思いがこもっていて、受け取った先生の一人が「ありがとう、ありがとうね…」と声を詰まらせ、ポロリ 涙をこぼしました。
「もうすぐね、もうすぐ行ってしまうんやね…」 そう思うと、先生達も 胸にこみあげてくる思いに 目が熱くなって来ます。
子どもも大人も、うれしい春に 名残惜しさと寂しさを織り混ぜた 複雑な思いに包まれる、あいけい 3月です。
さて、今年は 年長組から卒園記念品として 鼓笛隊のカラーガードをいただくことになりましたが、3冊 絵本もプレゼントされました。
年少さんのお部屋の前で渡し、先生が袋から取り出すと「わぁっ! しんかんせんの ほんや!」「でんしゃや! でんしゃ!」と歓声があがりました。
やっぱり男の子は電車が好きね、顔を赤くして「でんしゃ!」と うれしそうに叫ぶ子に、思わず笑いました。
年長さんは この後、大好きな クリスマスの時のお遊戯を、一つずつ みんなで踊りました(これ、毎年 子ども達のお楽しみなんです。よく覚えていて、はじけたように踊るんですよ)。
お昼、給食は 人気のからあげ、ポテトサラダ、クリームスープ。
お誕生会なので、シュークリームもついて、みんな「おいしいね」。
3月は 年長さんのリクエストメニューの献立になっていますが、もう あと数回となりました。
味わって、たっぷり食べてね。
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今朝、年長さんの男の子が 園長先生にお手紙を持って来てくれました。
何と、銀色の折紙で作ったネクタイ!
その裏側の所に「えんちょうせんせい、ありがとう」と書いてありました。