今日の幼稚園 2022.7.15
今週も金曜日を迎え、明日から連休、そして 20日は終業式。
あっと言う間に一学期が過ぎて行こうとしています。
6月末に猛暑続きになり、異例の速さで梅雨明けしましたが、このところ 又 雨やくもりの毎日で、プールが寂しそうに子ども達を待っているような気がします。
さて、今日は7月と8月生まれのお友達の お誕生会でした。
ふつうは月末に その月の誕生児のお祝いをしますが、夏休みになるので、ここだけは2ヶ月合同で行うのです。
今日は全員リズム室に集まって まずお礼拝、金曜日の合同礼拝では 園長先生の聖書のお話があります。
「聖書のお話って、子どもに難しいのでは?」と思われる方もあると思いますが、園長先生は アドリブとゼスチュアを加えて楽しく話すので、ほら 見て下さい、この笑顔、中には転げて笑う姿も。
特に3才の年少さんは、園長先生が前に立っただけでも「きょうは、どんな おもしろいこと、いわはるん?」と 期待に満ちた目を向け、何ということもない場面でも大笑いする所がかわいらしいんです。
でも、お話の中心は聖書の教え、今日は創世記の26章から。
お礼拝の後のお誕生会では、順番に一人ずつ前に出て インタビューを受けます。
年少さんから年長さんまで「どんな遊びが好きですか?」「一番好きな給食はなぁに?」等々、一人ずつ違うことを聞かれますが、年長さんはもう一つ「大きくなったら何になりたいですか?」も尋ねられます。
「おいしゃさんに なりたいです」「しょうがっこうの せんせいに なりたいです」「サッカーせんしゅに なりたいです」…等 いろいろ挙げてくれましたが、一人の男の子が「おはなやさんに なりたいです」と答えてくれました。
実は昨日、お母さんにも同じことを言ったそうで、意外に思ったお母さんが「どうして?」と聞いたところ、テレビのニュースで 安倍元総理に多くの人が涙ながら献花しているのを見て、「そうだ、おはなやさんに なりたい」と思ったそうです。
園の職員達も 安倍元総理の事件には大きなショックを受け、こんなことが起こってしまったことを悲しんでいますが、敢えて子ども達の前では話題にしないようにしていました。
でも 年長さんになると、ニュースを見て 子どもなりにそんなふうに考えられるんだなぁと、一人一人の心の成長を 感慨深く思います。
「お花はきれいだけれど、それだけではないのよ、誰かを慰めたり 励ましたり、それから ありがとうの心を伝えたりするの。誰か他の人が苦しんだり 悲しんだりしている時、自分ができることはあるかな、自分が声を掛けられることがあるかな と思うことは、とても大切なことよ」と子ども達に話しながら、あいけいの日々の中で、神様が一人一人の内側に 暖かく優しい思いやりの心を育んで下さっていることに感謝しました。
そしてお昼前、年長さんは 6月に仕込んだ梅が こはく色のシロップにでき上がったので、乾杯して いただきました。
「…、ちょっと すっぱい…」「そう! そのすっぱさが元気の素になる!」、「おいしい…」「でしょう?」
どうかしら、実はちょっと幼児向きのお味ではないのかもね とちょっぴり察しながら、園長先生と一緒に “Cheers!”、元気にこの夏を楽しめますようにの思いを込めて いただきました。
明日から3日間のお休み、お天気が気になりますが、火曜日はプールに入れるといいね…。
( ↑ 年少さん、お誕生会のお給食 おいしいね!)