冷たい風が初冬を感じさせる朝になりました。

今日は 小さいお友達の うさぎちゃんクラス、バスの日。

先月の園バス体験が好評で「また のせて！」のリクエストが多く聞かれて、それじゃあ ということになったのです。

うれしそうに「せんせい、バス のる？」「バス のれる？」と、楽しみにしていた様子。

黄色いバスに みんなが乗り込み、園長先生に手を振って「いってきます」と出発しました。

周辺をぐるりと行く 短いドライブですが、子ども達にとっては「バス！」「バス！」なんですね。

「あ、ここ、いったこと あるよ」とレストランを指さしたり、「あ、ここで おかいもの した」とお店を教えてくれたり。

 

最初のポイントは、五位堂駅近くです。

整備中の電車がいつも停まっている所、この線路の脇は車通りも少なく、しばらく停まっていることができます。

ここで待っていると、普通列車、急行、特急、アーバンライナー、そして うまく行けば、火の鳥も来るんです。

さて、今日は何が見られるかな、と みんなでワクワクしていました。

今日もいろいろな電車がやって来て、はい、人気の火の鳥も通りましたよ。

その度に「あっ！　きたっ！」と手を振る姿がかわいくて、一緒にうれしくなります。

 

電車の後は、池の端で羊を飼っている所に移動、丁度 ２匹出て来ていて「あっ、ひつじさん」「めぇめぇ！」と大喜び。

楽しいバス体験になりました。

園に戻って迎えてくれた先生に、「めぇめぇ いた！」「みた！」と興奮気味に教えてくれました。

（　↑↓　バスから降りたら、おやつタイムです）

 

来週からは12月。

クリスマスが近づき、今日はツリーの飾りつけもしました。

小さな きれいなオーナメントを ツリーにつけるのは、毎年 年長さんのお仕事です。

あいけいのオーナメントは、少しずつ増やしながら ずっと大切にしてきたかわいいものが、たくさんあります。

テーブルの上に並べたのを見て、年長さんは「わぁっ…」「かわいい」「これ、つけるん？」と うれしそう。

 

順番に 自分が飾りたいと思うものを選んで、そっとつけて、又 選び…。

 

ツリーに飾りがたくさんになって来ると「せんせい、なんだか かわいくなってきたね！」「ぼく、これ すき」「わたし、これが いい」　じっとながめて、みんな 満足気にしていました。

 

ツリーの飾りつけの後は、毎年出している 古いクリスマスカードを見ます。

1904年、1908年等の、100年以上前の消印が押してある、実際に使われた アメリカのクリスマスカードです。

英語で書かれたメッセージを見ると、「クリスマスおめでとう。あなたとあなたの家族が元気に新年を迎えますように」とか、「足の痛みはどう？」等、暖かい 思いやりあふれた送り手の心が伝わって来ます。

書いた人も 受け取った人も、今はもう天国でしょう。

でも、人はいなくなっても、クリスマスを祝い、お互いを思いやる 暖かい心が残っていることが、何ともうれしい気がします。

アンティークの楽しみ、喜びは、古い時代の人々の心に触れられることかな、と思います。

 

（　↓　玄関のクリスマス飾りを見る年長さん。オルゴールの曲に耳を傾けます）