幼稚園 昨日と今日 2022.3.4
陽光がすっかり春らしくなりました。
少し前からかすかに聞こえていた春の足音が、軽やかに近づいて来るように感じますね。
昨日3日は ひなまつりでした。
各クラスで その由来の紙芝居を見たり、♪ あかりをつけましょ ♪ と歌ったり。
玄関に飾ったおひなさまだけでなく、お部屋も、子ども達の作ったおひなさまが とてもかわいらしい表情で並んでいます。
園庭の枝垂れ梅のつぼみも ふっくらして 2つ、3つほころんでいます。
「あ、おはな さいてる」「ピンクやね、かわいい」「いい におい する」。
年長さんは、なわとびも上手に跳べる子が増えました。
「せんせい、20かいも つづけて できた」「ぼくは まだ6かい、がんばるワ」。
体も心も大きくなりました。
制服の上着から ぐんと伸びた腕が出ている子、よく見ると 縫い上げをほどいた跡があって、あぁ、年少さんに入って来た時 こんなに小さかったのね と分かって、何だか愛しさがこみ上げてきます。
みんな、本当に大きくなりました。
昨日はヒラリー先生の英語あそびもあり、全クラス賑やかに、歌ったり ゲームをしたり、楽しくやっていましたよ。
年長さんは、ヒラリー先生に 質問カードを書いて渡しました。
「ヒヤシンスって、えいごで なんて いうの?」「アリクイって、えいごで なぁに?」等々。
来週、お答えを書いて 全員に返して下さるそうです。
3学期は 日にちが過ぎるのが早くて、1月は急行、2月は特急、そして3月は新幹線という感じです。
年長さんは、もう卒園までわずかになって来ました。
今 コロナの関係で、全クラスが一つに集まることをやめていますが、今日は 年長さんはリズム室で礼拝をして、園長先生の聖書のお話を聞きました。
おもしろくて楽しくて、大好きだった園長先生の聖書物語、もう これを幼稚園で聞くのも 数少なくなります。
これからも、神様の御愛が一人一人に注がれていることを 忘れずにね。
お礼拝に続いて、証書受け取りのおけいこもしました。
今 年長さんは、この一年間描いてきたお絵描きを持ち帰る作品袋に 絵を描いています。
「何でもいいですよ、自分が描きたいと思うもの、好きなものを 楽しく描きましょう」ということですが、みんな、それはていねいに 細かく描いています。
「ハイ、じゃあ時間になったので、今日はここまでね。続きは 又、やりましょう」をくり返していますが、それでも「もう いいや」と適当に終わらせず、コツコツと描いていて、途中 隣の子を見て「あ、それ いいね、わたしも かこ(描こう)」と加えている姿もあります。
「今までいっしょうけんめい描いた大切な絵、それを入れるのよ」と言われたことを ちゃんと心に収めて、子どもなりに ていねいに仕上げようとしている所が ほほえましくもあり、かわいらしくもあり…、ちょっぴり寂しいこの頃です。
名残惜しいのは、子どもも大人も 皆同じ。
事務所には、年長さんのお客さまやら お手伝いの子が よくやって来て、「えんちょうせんせい、ようい できました。おねがいします」、「きょうの けっせきにんずうです」と書いたものを渡してくれたりする他、「せんせい、りんごの においの クリーム、ありますか?」と来てくれたり、そう、音楽を聴きに来てくれる子もいます(今朝は一緒に ベートーベンの「悲壮」の美しい演奏を聴きましたよ)。
お手紙や 折紙のプレゼントを持って来てくれる子もいます。
「おもしろうて やがてかなしき 鵜飼かな」という句が浮かび、「うれしくて やがてかなしき やよいかな」の、あいけい3月です。
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( ↑ 昨日は ひなまつりのごちそうでした)
( ↑↓ 今日は 子ども達のリクエスト、焼きそばです)