幼稚園-きのう、きょう- 2021.4.23
さわやかな晴天が続いていますね。
入園式から今日で二週間、新しいお友達も 進級したお友達も、少しずつ慣れて来ました。
でも、3才の年少さんにとっては「はじめて」のことばかり。
泣いてしまう子だけでなく、じぃっと様子を見ている子、緊張している子、まだまだ 戸惑いや不安がいっぱいでしょうね。
今日はちょっぴり製作遊びをしていました。
季節にぴったりの「こいのぼり」、黒のクレパスで目をぬったり、のりを使って貼り合わせたり。
何でもないことですが、「ロッカーの中から、クレパスと のりを持って来ましょう」だけでも、全員がそろうには 結構時間がかかります。
「あ、ねぇ、これはクレパスじゃないよ」「あれ、のりも持って来てね」等 一人一人チェックしているうちに、誰かが のりの中に手をつっこんだり、クレパスを床に転がしたり、「あっ」「ああっ」の連続なのが 年少さんの「はじめて」なんです。
でも、みんな よくがんばっていて、(多分嫌だろうなと思われる)マスクをして、先生のお話を聞いていました。えらいね。
昨日、昼すぎのことです。
年少さんが一人、事務所にやって来ました。
「あれ、◯◯ちゃん、どうしたの?」と声を掛けましたが、だまってトコトコ奥へ行き、「えんちょうせんせい、おはようございます」と ペコリと頭を下げました。
「そうだ、きょうは まだ、えんちょうせんせいに ごあいさつしてなかったぞ」と 3才なりに思ったんでしょうね。
「えっと、えんちょうせんせいは こっち、こっち」と やって来て、又 トコトコ帰って行く姿の かわいらしいこと。
小さくても いろいろ考えてるのねと、感心したり、おかしかったりでした。
その後しばらくして 降園前、静かに絵本を読んでもらっている年少さん、「あら、みんな ちゃんと見てるね」と思ったら、先生の真前で一人、力尽きて スヤスヤ。
今週は一日保育になって、年少さんには ちょっと長いようです。
お昼過ぎになると「おかあさん…」「おうちに かえりたくなった」と泣いたり、寝てしまったり。
だんだん園生活のリズムに慣れて来ると 要らぬ緊張もとけ、ちょっとずつ体力もついて、安定して楽しめるようになりますが、何でも「ちょっとずつ」ですね。
先生達も 様子を見ながら進めています。
年中、年長さんも、今日は こいのぼり製作。
「こいのぼり」も、年令が大きくなると 少し難しくなったり、作業がふえます。
ね、年長さんのは立派でしょう?
きれいなうろこを切って、一枚ずつ すき間のないよう、重ね貼ってあります。
近々 それぞれのお部屋には、子ども達の作った力作の こいのぼりが泳ぐことでしょう。
じっと見ると、切り過ぎてしまっていたり、のりでカピカピになっていたりと、どれもこれも 苦労のあとがあって、その分かわいくて すてきな こい達なんですよ。
年少さんには ちょっとくたびれた一週間だったかな、お休みはゆっくりして、又 来週元気なお顔を見せてね。