残り一週間 2018.3.12
来週の月曜日は いよいよ卒園式を迎えます。
だから今週は、とても とても 貴重な時間です。
この冬は 寒さが厳しかったけれど、3月になって 暖かくなって来て、今日は やわらかな快晴。
少し春がすみのかかった 美しい空が広がりました。
園庭の さくらんぼの木の花が 美しく咲いて、年少さんは その前でパチリ。
年長さんは 近くの畑のあぜに、つくしを採りに行きました。
「そろそろ?」「そろそろかなぁ…」「そろそろやろね」
朝、こんな 先生達の会話があって、一人の先生が下見に行くと、ありました、ありました、つくしんぼが やわらかな土から顔をのぞかせて、くいっと背が伸び始めているのもあり、丁度「春になった」感、有りです。
すぐ近く、てくてく歩いて行って…、「せんせーい、あった」「あっ、ここにも」「あ、ねぇねぇ、こっち いっぱい」「ほんまやぁ…」 子ども達の うれしそうな声が次々挙がりました。
みんなで採って、大きなボウルに一杯 持ち帰って来ました。
少しずつ、今日はお家に持って帰り、「春のおみやげ」です。
「おかあさん、よろこぶかなぁ」「びっくりするかも しれへんね」、そんなことをいう声が、何とも かわいらしく思われます。
おみやげを取った後は、(まだまだ いっぱいあります)先生達が1本1本はかまを取って、水にさらし、たまごとじに炊くのが、あいけいの春の行事になっています。
つくしは ほろ苦さがありますが、少し甘味を効かせて炊き、たまごでとじると 美味しい春の味になり、子ども達も毎年 楽しみにしています。
今日は又、月曜日で、お弁当の日。
毎週作っていただいたお弁当を 幼稚園で食べるのは 最後になりました。
朝から「せんせい、きょうは かわいい おべんとうに してもらった」「すきなもの、たくさん いれてくれた」「なにかは わからへんねん、おたのしみやねん」等、お母さんとの楽しいやりとりがうかがえる話をしていました。
お昼、お弁当を出すと、「あっ、おてがみ はいってる」「ぼくの ごはんの うえに、そつえん おめでとうって かいてある」「わたしの たまご、てんとうむしの もよう」など、うれしそうに教えてくれました。
お手紙には お母さんからのメッセージ、「いつも のこさず たべて、おいしかったって いってくれて、ありがとう」「さいごの おべんとう、おともだちと たのしく たべてね」など書かれていました。
「おいしい?」と先生達に聞かれると、「うん!」「めっちゃ おいしい!」 美味しくて、うれしくて、楽しくて、お母さんの笑顔が伝わってくる お弁当の時間です。
来週の卒園式を控えて、年中さんも ただ今、式で吹く「ほたるの光」のピアニカの おけいこ中です。
大分 上手になって、しっかり曲になって来ました。
「いっしょに あそんだね」「さくひんてんのとき、いっしょに つくったね」「バスの なかで たのしかったね、しりとりしたね」 そんな思いが いっぱいの年中さん、おけいこも がんばっています。
幼稚園で過ごす日々は いつも楽しくて すてきだったけれど、今週は トクベツですもの。
大切な あめを そっと舌の上で転がして 味わいを楽しむように、時を刻んでいきたいですね。