おもちつき 2017.11.29
11月も末になり、もう師走の足音が聞こえて来ました。
今日はちょっぴり早い おもちつき、子ども達がみんな楽しみにしている行事の一つです。
給食室で蒸し上がった モチ米は もうもうと湯気を立て、暖められた石臼の中へ。
育友会のお父さん、お母さん方が手際良く つき始めると、「ペッターン! ペッターン!」と杵の動きに合わせて 子ども達の掛声がかかります。
おもちは、ふつうのごはんの お米と違って モチ米で作ること、ついていると だんだん粒がなくなって ブルンブルンと弾力のある おもちになって行くことを、初めにお話ししました。
その行程を じいっと見ていた子ども達、つき上がると拍手がおこりました。
杵を握らせてもらって、つき上がったおもちを ペッタン、ペッタンしてみて、杵の重さにびっくり。
「おもーい」「おもち、もっち もっちや」。
その後は、ちぎってもらったのを丸めて、きなこ、みたらしのタレをつけて いただきました。
年少さんの中には、これが人生初のおもちという子も。
そうね、おもちは 赤ちゃんのうちは食べられないものね、みんなが大きくなったしるしよ。
「せんせい、おいしい」「おかわりしたい」「もうひとつ、きなこもち ほしい」、年少から年長まで 美味しく楽しくいただきました。
あいけいのおもちは、黒米が混ぜてあって、ふつうの白いおもちと一味違います。
黒米が入ると、うっすら色づくだけでなく 弾力が出て、「もちもち」というより「もっちもち」という感じで、とても美味しいんです。
一足早い おもちつき、大満足でした。
あっ、それから、しばらく前 つるしていた干柿、卒園生のおばあちゃんからの贈りものでしたが、先日 食べ頃になって、みんなで美味しく いただきましたよ。
干柿や おもち、昔ながらの 日本の美味しい食文化です。
それから今日は、年長さんが クリスマスツリーの飾りつけもしました。
先生達が出したツリーに、いろいろ かわいいオーナメントを飾りつけるのは、毎年 年長さんのお仕事です。
「せんせい、この てんし、かわいいね」「わたしは、この くまちゃんが すき」「ぼくは、こっちの星が いい」、先生から受け取ったオーナメントを 1つ1つ ていねいにつけて、かわいいツリーができました。
玄関に飾る状さしの中には、100年くらい前の消印のある アメリカの古いクリスマスカードが入っています。
年長さんは 手にとって、「わぁ、これ きれい」「なんて 書いてあるんかなぁ」と うれしそうに見ていました。
100年くらい前のカードですから、これを書いた人、送られた人は もう天国にいるのでしょうね。
でも、誰かが お友達に送った、クリスマスを祝う暖かい想いは なくならず、今、私達が見たり読んだりできるんです。
これって 素晴らしいことではありませんか?
きっと カードをやりとりした御本人達は、100年たって 日本の子ども達が手にして クリスマスの喜びをともにするなんて 考えてもいなかったでしょうから、今頃 天国で笑っているかな…、アンティークの楽しさ、ちょっぴり 子ども達にも伝えたくて。