今日の幼稚園 2021.11.1
急な寒さが少しやわらいで、過ごしやすい陽気になりました。
平年並に戻ったというところでしょうか。
今日から11月、冬に向かって少しずつ自然界が準備して行く時期です。
幼稚園のすぐ前の田んぼは 稲刈りの後、今年も もみがらを山にした所に筒を立てて「くん炭」(土壌改良の炭)を作っています。
細い白い煙が立ち登って、秋らしい匂いが漂っています。
さて最近、朝 何人かの子ども達が、すてきなプレゼントを そっと差し出してくれることがあります。
ギュッと握ったかわいい手を開くと、どんぐり。
そんな時、手のぬくもりで少しあったまった どんぐりは、とってもかわいいです。
それで、「じゃあ、みんなで どんぐり拾いに行きましょう!」と先週末、先生達で話し合い、「月曜日、どんぐり拾いに行きます」と メールでお知らせしました。
すると…、今朝 お母さんに送られて来た年少さん、どんぐり拾いがうれしくて、何と6時前から起きてたんですって。
えっ…、そんなに早くから? う〜ん、期待満々ですね。
行き先は 近くの公園、園バスに クラス毎、順番に乗ります。
バスを利用しない送迎の子ども達にとっては、バスに乗るだけで「トクベツ」、楽しそうです。
年長さんは バスの順番を待つ間、園庭で 秋探し。
紫色のふっくらした花 アメジストセージ、あたり一面良い香りを放つキンモクセイ、葉っぱを落とし始めている フウや、紅葉がきれいな 樫。
見渡せば、そこここに秋らしい景色があって、みんな その真ん中で遊んだり 歌ったり、笑ったり 泣いたりしているんですね。
バスに乗ってほんの5分くらい、西谷公園は あいけいに近くて、どんぐりの木がたくさんある所。
丁度 紅葉したナンキンハゼの木の葉が 青空に映えて、何ともきれいです。
お目当てのどんぐりは、拾っても拾っても、まだまだあります。
どのクラスの子ども達も夢中で拾い、「せんせい、これ みて!」「こんなん、あった!」 お友達同士で見せたり、先生に差し出したり。
不思議です、どんぐり拾いって「もう いらない」が なかなかやって来ない。
1つ拾って、あ、あれも、あ、これも、と やっているうちに、ビニール袋にずっしりの子も いましたよ。
あぁ 楽しかった、また行きたいね。
次は みかん狩りもあります。
すてきな豊かな秋に、ありがとうですね。