今日の幼稚園 2016.4.26
まぶしい青空、今日は気温も上がり、初夏の陽気になりました。
外あそびを楽しむ子ども達の にぎやかな声が 響いています。
年少さんも 入園から3週間目ですが、よく落ち着いてきています。
ふだん、こんな幼稚園の中の光景は、ごくふつうの、慣れきったもので、ともすると感謝の心を忘れがちですが…。
あの熊本の地震から もうすぐ2週間、被災された方々の辛い状況、余震が続く中、不安気に避難所で生活される方々の報道を見る度、言葉を失い、「ふつう」と思っていることは とても有難いことなんだと、しみじみ感じています。
幼稚園でも 義援金を集め、子ども達にも そのお話をし、お祈りしてきました。
特に年長さんのクラスでは、震災直後から いろいろと話し合って、「どんなことが できるだろう?」と5才児なりに考えました。
(子)「すぐ 助けにいったら いい」
(先生)「どうやって?」
(子)「うーん、電車に乗って」
(先生)「でも、電車も止まってしまって 動かないのよ」
(子)「…」
(子)「飛行機は?」
(子)「車は?」
と 意見が出ました。
「ごはん 食べてねって、持っていきたい」「あっ、お金があったら いいと思う。だって、お家がこわれてしまってたもん」「中にいて、ケガした人、痛かったんやろなぁ」「こわかったやろなぁ」
子どもなりに ニュースを見て、他の人の痛みを思い、考えることができるんですね。
そして(できるかどうかは別として)こんなことをしてあげたい、こうしたらどうかしらと、自分の意見を言ってくれる、これは とても大切な営みです。
お家で お父さんやお母さんと話した という子もいて、助け合う思いが育ってきているのを感じます。
集まった義援金(8万円ほど)は、早速 赤十字社に送りたいと思います。
私達にできることは小さいけれど、これからも熊本の方々のため、子ども達とお祈りしていきましょう。
さて、今日 年少さんは、「幼稚園の中、どんなお部屋があるの?」と探検をしていました。
おいしい匂いのする給食室をのぞいて、「おばちゃん、お願いします」と言ったり、事務所に入って来たり、園長室の前で「えんちょうせんせーい」と呼んだり。
先生に誘導されて、ちゃんと 列になって歩いていましたよ。
「はじめてのようちえん」が「わたしの(ぼくの)ようちえん」になる日も もうすぐね。
<幼稚園のニューフェイス>
玄関のうさぎが世代交代しました。
これから、よろしくね。
廊下の時計も新しいものに変わりました。
毎時、楽しい音楽を鳴らしてくれます。