今日の幼稚園 - あいけいファミリー -
連休が終わると、カレンダーが急に進んだ気がします。
運動会の後、先週は二日にわたってお芋掘りがあり、忙しなく過ぎて行った感があるので、気がつけば10月半ばです。
今日はかわいいお話を一つ。
実は園長先生が9月の末、急な目の手術になり、安静が必要という事でしばらく園をお休みしていました(運動会には出ましたが)。
子ども達に心配をかけてもと思い、伝えたものかどうか迷っていた初日、年長さんの女の子が「えんちょうせんせいは?」と尋ねて来ました。
「うん、ちょっとご用事」。
次の子は「えんちょうせんせい、いないから、どうしたのかと おもって…。しんぱいした」。
「うん、ありがとね。」
こんなやり取りがいくつかあって、そうだよね、直接のクラスの先生と言うことではないし、心配させても…と思って来たけれど、あいけいはみんなが家族だもの、子ども達にもお話ししなくちゃと考えました。
特に年長さんは、こんなことがよく理解できるようになっていますね。
「園長先生はお目々を悪くして、今お休みしています。早く良くなるよう、お祈りしてあげてね。」
これが運動会の前のことです。
そこからさらに一週間、そして、金曜日、全クラス揃ってお礼拝をするためリズム室に集まった時、一人の年長の女の子が「せんせい、わたしね、きのう、えんちょうせんせいが もどってきた ゆめ、みたよ」とにっこり、嬉しそうに言いました。
その子が「戻って来た」と言う言葉を使ったことにハッとしました。
いつも幼稚園にいる園長先生がいない事を心配しつつ、子どもなりに欠けを感じていたんだなあと思います。
「うん、来週はきっとね」と答えながらじぃんと心が熱くなりました。
あいけいファミリー、いつもそう思っていますが、それは本当に、大人の心にも子どもの心にも染み付いて、空気のようにごく自然に私達を結びつけているんだと思いました。
園長先生に伝えるととても喜んで「子ども達の内側に、誰かのことを『どうしたのかな』と気付いて心配したり、人を思いやる優しさがしっかり育っているんだなあ」と言っていました。
( ↑↓ 「えんちょうせんせい、げんきになって よかったね」と年長のお友達)
さて、今日は朝、風邪がひんやりしていましたが、日中は日差しが強くなり、園庭でコーチとサッカーをする年長組の子ども達も汗をたくさんかきました。
いつもながら、みんな、「コーチだいすき」で、幼稚園で大モテです。
合間に飲むお茶は冷たくて美味しい、ゴクゴク喉がなるのが聞こえるようです。
先週さつま芋掘りに行ったので、今それぞれのクラスでお芋掘りの絵を描いています。
「お芋ってどんなふうに出来てた? 覚えてる?」、先生に尋ねられると「あのね、つちのなかに こんなふうに 一つだけじゃなくって…、つながってて…」とちゃんと答えてくれます。
やっぱり、自分で土を掘り、かき分けた感触があるんでしょうね。
美味しそうな大きなお芋の絵は、見ているとお腹が空く気がします。
「もう食べた?」年長さんで聞いてみると、「まだやねん」が多く(農家の方から、二週間ほど置いておいたほうが甘くなると教えていただいたのをお伝えしたためでしょう)、中には「ねかせてあるねん」と言う子も。
「ふうん、ぐーぐーっていびきかいてる?」と聞くと笑い転げて「それは ないけど」。
その他、「ひとつだけ たべてみた。おいしかった。」「ちょっと キズになってるの、たべてみた」等々。
お芋よ、子ども達のお家で、ぐっすり眠って甘くなあれ、みんなを喜ばせてね、そんな気持ちです。
* * * * *
( ↓ 園庭でも 室内でも アルエット広場でも、楽しく遊んでいます)