今週の幼稚園-ここまで- 2024.3.6
今週は 月・火・水、一日一クラスずつ保育参観をしました。
4月から始まった年度も、もう しめくくりです。
各クラス、子ども達は大きく成長しました。
月曜日は 年長組でした。
あいけいで 2年、3年過ごし、いろいろな行事がありましたが、卒園式を除くと これが最後です。
保護者の方々も 先生達も、成長を喜ぶ思いと 「最後の参観」の切ない思いが重なって、とても意義深い一時間でした。
最初に 舞台に上った子ども達が歌を披露し、年長組になっての一年間を振り返り、あんな事があった、こんな事があった、◯◯をがんばってできるようになった…等々、一人1フレーズずつ 出来事を辿って行きました。
聞いているうちに、それぞれの季節の楽しいこと、うれしかったこと、泣いたり笑ったりしたことが、次々とページをめくるように思い出されて来て、あ、こんなに幸せ、こんなにかわいい、こんなに…、胸が一杯になりました。
子ども達が お母さんに宛てて書いた手紙を渡すと、読んでいるうちに 涙ぐまれる方も。
お手紙は、一生の宝ものですね。
火曜日は 年中組。
あいにく冷たい雨になりましたが、皆さん、楽しみに来て下さいました。
まず見ていただいたのは、毎日しているお礼拝。
背筋を伸ばしてイスに座り、お祈りする様子は かわいらしいだけでなく、とても落ち着いています。
子ども達は この時間を通して、自分が神様から愛され、守られていることを知ります。
毎朝の このお礼拝が 園生活のベースになっていて、楽しい 元気な活動の中にも、どこかしら暖か味のある落ち着きが感じられるのだなぁと思います。
大切なのは、心も体も満たされているという 安心感ですね。
お礼拝の後は、親子で製作あそび。
美しい色の紙を編み込んだ カバン作りです。
細く切った紙を、基本の紙に 交互に一本ずつ差し込み、市松模様の台紙を作り、それをテープでとめて カバンにします。
紙が細く、20本くらいは通すので、始まると みんないっしょうけんめい。
しばらく奮闘の後、できました、できました、カラフルなカバン。
持ち手もつけて、わぁ きれい。
すてきなお土産ができましたね。
午後、お迎えに来られたお母さん方が「先生、今日 とっても楽しかったです」と言って下さり、うれしいな、良かったなと思います。
そして今日は、年少組の参観。
一年前 不安そうな表情をしていた子も、落ち着かなかった子も、泣いていた子も、みんな本当によく成長しました。
ふだんの幼稚園の様子を知っていただきたいと、年少さんも お礼拝から見ていただきました。
続いては、こちらも製作あそび。
うさぎ、ゾウ、キリンの動物が 紙コップから出てくる仕掛けの おもちゃを作ります。
参観に備えて 先生はいろいろ準備を整えましたが、子ども達には何も言っていません。
さぁ、先生のお話を聞いて 自分で考えて どの動物を選ぶかしら、ちゃんと自分で取りに来て 製作にとりかかれるかしら…、そのあたりも、「ふだんの様子」を見ていただこうというのが 先生の思いでした。
見ていると…、女の子は「わたし、うさぎ!」「わたしも」。うさぎが大人気です。
男の子は うさぎだったり、ゾウだったり。
ハサミで切るのは、みんな とても上手になりました。
危なくないよう紙を持つ、ハサミを握る、紙を動かす、それぞれが しっかり理解して、線の上をチョキチョキと切り進め、「できた!」「きれた!」。
「ハイ、できたお友達は ちょっと待っててね」と言われて、ちゃんとイスに座っています。
立ち歩く子はいなくて、ああ、やっぱり三学期ね。
子ども達の後では お家の方にも同じものを作っていただき、歌に合わせて仕掛けを動かす、楽しい あったかい ふれ合いタイムになりました。
子どもも大人も、みんなうれしそう。
見ていると、幸せが ギュウッと押し寄せてくるような気がしました。
三学期も 残すところ10日程です。
うれしいやら 寂しいやらの春は、更に本番を迎えようとしています。