今週の幼稚園 2024.1.19
あれやこれや…、子ども達とお正月あそびをして 走ったり、笑ったりしているうちに、一週間は あっという間に過ぎて行きます。
お天気の日、青空の下で 凧上げをする年中さん。
風が強いと「せんせい…、もう、とんでいきそう…」ですが、風が無いと「走ってね、走らないと 上がらないよ!」で、凧を上げるために走り続けて「ふぅっ…」。
なかなか思うように、ラクチンにはいかないものです。
水曜日、年長さんは、絵画製作の中嶋先生と 絵本作り。
中嶋先生が、全員にきれいな冊子を作って来て下さって(厚紙に色画用紙を貼った表紙、中は見開きで4ページ。小さいながら、とても端正に ぴっちり作ってあるんです!)、「自分でお話を考え、描いて絵本にしましょう」。
きちんと ていねいに作られた「絵本のもと」を渡された子ども達は、それだけで「わぁ…、これ、わたしの?」と うれしい気持ちと、「すてきなの つくろ」の ピンとした心になりました。
「どうしよっか…」、一人一人が考えて「うん、ゆきだるまに する。ゆきだるまを つくったら…、あめが ふってきて…、かみなりも なって…、たいへんだぁって、おうちに いれたら…、とけちゃった」「かわいい うさぎを つくろうと おもって…、まずは かいに いくねん。かざりの ついてない うさぎを かってきて…、また かざりを かいに いって…、いっぱい つけて、もっと つけて、もっと かわいくして…、ほらっ、どう?」「ぼくは、ふねに のって しゅっぱつ…」。
どの子の絵本にも、展開して行くオリジナルストーリーがあって、よく工夫されています。
あ、5歳の頭と心は、こんなふうに物事をつなげて考えられるのね…と感心したり、感激したり。
とても楽しい時間でした。
「せんせい、ずかんみたいに しても いい?」と聞いた子もいて、「」そうね、それじゃあ、次回はもう一度 本をみんなに作って来ますから、図鑑を作りましょう。何の図鑑にするか、考えて来てね」でした。
年長さんのコマ回しも始まり、ただ今のところは ひも巻きのおけいこ中、お友達同士で「こうやで、こうやったら いいねん」と教え合ったりしています。
そうそう、書き初めで 自分の名前も書きました。
昨日はお天気が悪かったので、年中さんがアルエット広場で なわとびのおけいこ。
「ひもが前に来た時、跳ぶ」のタイミングも、大分つかめるようになりましたね。
そして今日は、楽しみにしていた人形劇の日。
クラルテ人形劇団は、いつもおもしろくて、子ども達は 劇の世界にすっぽり入って行きます。
今日は「絵姿女房」と「とうもろこしは だれのもの」の二本。
いつものリズム室、カーテンを閉めて すてきな舞台ができ上がると、そこに入っただけで「わぁ、どんなん?」、期待にドキドキの子ども達です。
お話が始まると、巧みな歌とリズムで、みんな すぐに日本昔話の世界に。
あ、どうなる? と思ったり、ほっとしたり、大笑いしたり…、一時間は とても短く感じられました。
終わって電気が点き、ほぅっと いつもの幼稚園に戻ると、何だかじぃ〜んとあったかい楽しい思いと、ドキドキがちょっぴり残っていました。
やっぱり、人の作る そのままの生の劇には、他のものと替え難い「良さ」がありますね。
どんなに鮮明な迫力画面でも、これは表現できないな と思います。
すてきな人形劇を体験した あいけいっ子でした。