今日の幼稚園 2023.2.17
今朝は厳しい冷え込みでした。
でも、お日さまの光は「もうすぐ春ですよ」と告げるようで、2月も半ばを越えたことを実感しますね。
さて今日は、子ども達が楽しみにしている人形劇団「すぎのこ」の来園です。
どんなかな…、どんなかな…、みんな 思いは同じ ドキドキ、ワクワクです。
いろいろな道具、器材が運び込まれて、カーテンの引かれたリズム室で準備が進むのを 何となく感じながら、期待が高まって行く子ども達でした。
さて いよいよ全員リズム室に入って、まずはオープニングのショート「こねこと けいとだま」が始まると、「わぁ、かわいい」「あ、ねこちゃん、あ、けいと からまる…」と リラックスして楽しそうに見ていました。
次は本演目「たのきゅうの うわばみたいじ」です。
こちらは照明も落として 日本昔話の雰囲気たっぷり、かわいい息子たのきゅうが 病気のお母さんに会いに帰る途中で おじいさんに化けた うわばみに会います。
上手に弱みを聞き出した たのきゅうが うわばみを退治する、というストーリー。
最初はほぼ全員、ワクワクのみだったのですが…、やっぱり生のお芝居は 人形劇でも迫力が違います。
たのきゅうが驚かされたりする場面に来ると、体を堅くして 尻込みする子がいたり、又 しばらくすると「… もう、もう だめ…」とばかり 先生の後ろに隠れに来る子、そして ついに「こわ〜い」の子も(はい、もちろん、そんなに怖くないです。怖いのは やっぱり年少さん、こんな様子にも よく年令が出ますね)。
( ↑ 先生の影に隠れて…、でも 見てみたい…)
それにしても、どんなに 3D映像が増えても、人が演じるものは 迫力も味わいも違うなと思います。
人形劇50分程、子ども達は引き込まれるように その世界に入っていました。
一人一人、昔の たのきゅうのお話の世界で、どんなふうに心が踊ったり 揺れ動いたりしてたんでしょうね…。
全部終わると 出演した人形達が出て来て、みんなとお別れをしてくれました。
年少、年中さんには たのきゅうでしたが、年長さんには、あの妖しいおじいさんと うわばみも。
うわばみの口に 手を持って行って、咬まれそうになって「キャ〜」と喜ぶ姿を見ると、やっぱり年長さんね と思います。
人形劇が終わったら、まぶしいお外で 子ども達が遊び始めました。
澄んだ青空が美しく、砂場の覆いに張った氷は、朝は厚かったのに、すっかり薄くなっていました。
「わぁ、ほそくて、けん(剣)みたい」「せんせい、ぼくにも さわらせて」「あっ…、われた」、まだまだ寒い日は来そうですが、冬はもう行きかけているんだなと、去る準備をしている足跡を見たような気がします。
枝垂れ梅のつぼみも、濃いピンクが ふっくらして来ましたよ。
年長さんは お外に出る前、ちょっとお部屋で 歌を教えてもらっていました。
しばらくすると、聞き覚えのあるメロディーが流れて来て… ♪ さよなら ぼくたちの ようちえん ♪ 、あ、あの歌ね、もう おけいこ 少しずつして行く時期なんだ…と 切ない思いがよぎりました。
小さな毎日の喜びを大切にしたいなと、改めて感じる この頃です。
* * * * *
こちらは水曜日です。
年長さんが、絵画講師の中嶋先生と「巻き物」作りをしました。
アルミホイルのしんを使って、先生が一本ずつ用意して下さった巻き物は 本格的。
そこに、忍者になって、宝物を隠した在りかを描くというもの。
「自由に、自分で考えて 好きなように描いていいですよ」と言われ、「ぼく、ふじさんに かくす!」「わたし、やまの ほらあなに する。えっと、そこへ いく みちは…」「◯◯ちゃんの宝物はなぁに? 何を隠すの?」と尋ねてみると、「うん、ほうせきとか、ネックレス」だそうです(やっぱり女の子ね)。
「せんせい、ぼくは きんか」という子も。
みんな それぞれストーリーも考えて、お友達に「みて みて」、楽しい賑やかな時間でした。