今日の幼稚園 2022.11.30
11月も今日で終わり、明日からいよいよ12月です。
楽しくてうれしいクリスマスの月であるとともに、二学期のしめくくり、そして一年をしめくくる月でもあります。
あっと言う間に過ぎて行く時間だなぁと実感し、ちょっぴり焦り心を覚える先生達、それって師走(先生が忙しく走る)のことば通りですね、今も昔も変わりません。
朝 年長さんのお部屋に行くと、登園して来た子達が数人、机の上で 何やら楽しそうにしています。
「なぁに? 何してるの?」「あのね、クリスマスキャロルの ほんに、いろ ぬってるの」。
年長さんは、キャロルの歌詞を書いたプリントをつづった冊子のようなものを一人ずつもらっています。
そこに描かれているサンタクロースや もみの木に色をぬって、それぞれのすてきなものに仕上げるんです。
簡単なプリント冊子ですが、子ども達が大切に持って、それを見ながら歌う様子が とてもかわいいです。
松ぼっくりと どんぐりで作った飾り、クリスマスカードも作りかけています。
昨日お会いした卒園生のお母さん方が、「先生、あいけいのクリスマス、本当に楽しかった、静かで素朴で。とってもなつかしいです!」と言っておられました。
そうね、あいけいのクリスマスは きらびやかでも 豪華でもないけれど、本当にうれしい、喜びと感謝に満ちたクリスマスだと思います。
さて、二学期の終業式を兼ねたクリスマス祝会は、発表会でもあります。
各クラス、劇やおゆうぎのおけいこが始まっています。
年長さんは、40分程の長い聖誕劇 ページェントのおけいこを、初めて舞台でしました。
どの子も自分のセリフをしっかり覚えているので、舞台での動き方、お友達との合わせ方を教えてもらっていました。
11月の発表会で 英語劇をしっかりやり遂げた年長さんは、内側も外側もともに よく成長しているんだなぁと思います。
これからクリスマスに向けて 少しずつ劇を全体として整え、仕上げて行きます。
かわいい声の響く年少さんは…、ここも劇のおけいこ。
年少さんは今、まだ先生に 一人ずつのセリフと動きを 手取り足取り教えてもらっているところです。
でも、クラス全体で一つの活動をし、先生の言うことばを覚え、動き…。
4月の入園当初から見ると、大きな成長です。
「教えてもらう」「やってみる」「覚える」「分かってくる」、こんなプロセスを 一人一人が順に踏めるようになっているのは、さすが二学期のしめくくりの時期、教育の積み重ねの尊さだと思います。
月曜日は年長さんがツリーの飾りつけをしましたが、昨日は玄関の飾りつけもして、幼稚園はすっかりクリスマスになりました。
先週から イルミネーションの点灯もしています。
今日はクラス毎に、順に玄関の飾りを見ていました。
オルゴールのネジを巻くと、かわいい音とともに メリーゴーランドが動きます。
壁面にいっぱい飾った小物や 棚のクリスマスの汽車、小さなツリー、どれを見ても かわいくて すてきなワクワクがあります。
ツリーのオーナメントと同様、どれも ずっと大切にしてきた思い出深い飾りばかりで、この前に立つと、これまでの あいけいの数々のクリスマスの思い出が甦ります。
そんな雰囲気は 何かしら子ども達にも伝わるのでしょう、みんな じっと見て「せんせい、かわいいね」。
今年もあいけいのクリスマスが、子ども達一人一人の心に あったかくて すてきな、忘れられない思い出を作ってくれますように…。
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(年中さんの活動の1コマです。上(↑)は劇のおけいこ、下(↓)はクリスマスの製作)