今日の幼稚園 2022.5.24
カラリと晴れて 青空がきれい、初夏らしい日になりました。
朝顔の双葉がたくさん出て来たプランターや、眠ったようなさなぎが ちょうちょになって行く様子を 子ども達と見て、確実に季節が進んでいることを実感するこの頃です。
ふだんあまり意識せず「今日は暑いね」とか「ちょっと冷んやりするね」だけで 5月を送って来ましたが、「時」は毎日歩みを続けていて、あっ、もう夏が来てる…と ある時ハッと気付きます。
そう言えば、幼稚園の周りの田んぼの隅に 苗代が置かれていて、農家の方は よく時を見定めて準備しておられるなぁと思います。
幼稚園でも、確実に時が進んでいます。
改めて見てみると、1ヶ月前に比べて各クラス、子ども達がずいぶん落ち着いて来ました。
特に年少さん、連休が明けた時は まだまだ泣いていたのに、みんなよく慣れて 楽しそうになって来ました。
今日は「はらぺこあおむし」の絵本を読んでもらって、その後お絵描きをしていました。
お絵描きは…、水を入れた風船のお尻を絵の具につけて、それでスタンプするやり方、みんなこれまでクレパスは使っていたものの、こんなふうにするのは初めてで、「わぁっ、ふうせん!」と目が輝き、思わず立ち上がって「やりたぁい!」。
絵の具なので、順番に先生の所に行って ペタン、ペタンとやって行きます。
「あんまり押さないで、強くやると風船 割れちゃうかもしれない。そっとね」と言われながら、「う…ん、なんか ぷよって」と ちょっと不思議な感覚を味わっていました。
緑、黄緑、そして赤のスタンプを一列に押して行ったら、あら、絵本と同じ あおむしくん、「わぁ、すごいね」「せんせい、これ、おもしろいなぁ」。
自分の番が来るまで順番を待つのも、できるようになりましたね。
ロッカーの前に並べたイスに座って お友達と楽しそうにしている姿も、かわいいですね。
年中さんは今日、7匹目のちょうちょが飼育ケースから飛び立ちました。
きれいに羽を広げて ひらひら舞い、先生の手にとまって、しばらく別れを惜しむような様子を見せて…。
でも、まだ飼育ケースには何匹も さなぎがついています。
毎日ちょうちょになるかな…、楽しみです。
青虫がさなぎになり、ちょうちょになるのをたくさん見ている子ども達、年中さんは ちょうちょの絵を描いていました。
こちらは黒の絵の具で輪郭をとり、乾いたらまた後日 きれいなステンドグラスのように色をぬって、すてきな あげはちょうになる予定。
実際目にしたリアルな感動が 心の動きにつながって、描いている絵も大胆な表現になるように思います。
色をぬって仕上げるのが待ち遠しい気がします。
年長さんは 今日はサッカーの日、コーチに指導していただいて、青空の下 ボールあそびを楽しみました。
ドリブルを順番にして行った時に、「お、うまい、うまい!」 コーチの声が響いていましたよ。
鼓笛隊も、カラーガードの使い方がよくできるようになって来ました。
「◯◯ちゃん、手 反対よ」「◯◯くん、そんなふうに持ってると、おサルさんみたいになっちゃうよ」…、先生の声が聞こえてきて、のぞいてみると、エヘッと照れたように笑って直されている子もいて…。
こうやって、こうやって みんな大きくなって「できなかったこと」が「できる」に変わって行きます。
季節だけでなく、子ども達も着実に歩を進めている、あいけい5月です。
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( ↑ 給食前、楽しそうにしている年少さん)