今日の幼稚園 2022.2.21
「お休みが明けると みんな来る」、そんな月曜日のふつうの光景が とてもうれしく感じられる昨今です。
2月も後半、本当に三学期は 時が駆け足で過ぎて行きますね。
立春を越えても 今年は尚 寒さが厳しいですが、玄関に飾ったおひなさまが、春が近いことを教えてくれるようです。
朝 登園して来た年長さんは、つと足を止め、おひなさまを見てから お部屋に行く子が多いです。
各クラスからは ♪ 灯りをつけましょ ぼんぼりに ♪ と かわいい歌声が聞こえ始め、おひなさまの製作も始まりました。
クラス毎に 玄関のおひなさまを見に来て、お部屋に戻ってから製作。
「せんせい、みて、ほら。じょうず?」「わたしの、かわいい?」と うれしそうに見せてくれる年少さん。
「せんせい、ぼくの、ちょっと まがったけど、これで いいかなぁ…」、「あ、いいと思うよ。かわいくできてるよ」と言うと、ほっとした表情になりました。
「ちょっと まがった」ことに気付いて「これで いいかなぁ」と思い、尋ねてみる、OKが出たら ほっとして ウン、ウンともう一度見直して 納得している、そんな一連の様子を見ていて、年少さんも 一年経って成長しているなぁと 感慨深く思いました。
年中さんも おひなさま作り。
イスに座って 先生の説明を聞いているところでした。
「どうやってするのか説明をしますから、こっちを見てね」と言われて、先生の方を向き、手順を確かめます。
うん、こちらは やっぱり年中さん、この子達は 春には年長組だものね、と思います。
年長さんは、暖かいお部屋の床に 粘土板を置き、暖めながら やわらかくこねていました。
「あら 粘土、何を作るのかな?」と聞いたら、「まず やわらかくするでしょ、それを びんに はって、じぶんに するねん。『おおきくなったら なりたい じぶん』を つくるねん」「まずは、やわらかくしないと あかんねん」と 上手にこねていて、ある子は「まあ、その こねてる姿、うどん職人みたいよ」「う〜ん、ぼくは ピザ」「えっ、わたし クレープ」。
大きくなったら なりたいのは、運転士さん、お医者さん、パティシエ、お花やさん、…。
みんなの夢が 大きくふくらみます。
たくさんの可能性を内側に秘めた子ども達、これから「なりたい自分」に向かって羽ばたいて欲しいと思います。
陽射しの色は春めいていますが、まだまだ今日は風が冷たく、身の縮む寒さ。
それでもね、年少さんの「おそと いきたい」「せんせい、おそとで あそびたい」リクエスト。
年中・年長さんも、お昼すぎに。
短めではありましたが 外に出て、楽しそうな声が響いていましたよ。
今日は月曜日で お弁当の日。
年長さんにとっては、幼稚園でのお弁当も 回数が少なくなって来ました。
お母さんの心のこもったお弁当、みんな 毎回楽しみです。
「せんせい、みて、オムライス」「わたしの ごはん、『すみっこぐらし』の えに なってるねん」「ぼく、ハンバーグ」 幸せな子ども達の笑顔がこぼれます。
あいけいは「楽しい」と「美味しい」がセットになってるなぁと いつも思いますが、お弁当の日は、そこにお母さんの愛情がプラスされていて「あったかい幸せ」を感じる時間です。