秋は行事の多い季節です。

大きいものでは 10月初めに運動会、11月初めに うたと英語の発表会、そして12月になれば クリスマス祝会。

その間に お芋掘り、みかん狩り、卒園遠足（年長）、観劇遠足 等があります。

登園して来た子どもの手からこぼれる ぷっくり茶色のどんぐりをみたり、園庭の色づき始めた樫の葉を見れば、あ、どんぐり拾いも 落ち葉拾いも 行きたいなぁ…と思います。

 

さて、迫って来たのは、うたと英語の発表会。

毎日おけいこを重ねているので、どこのクラスも みんな上手になって来ました。

明日は木曜日で ヒラリー先生の英語あそび、発表会に向けての指導も終盤に入るので、そこまでに クラスのおけいこはしっかりしておきたいね、と がんばっていました。

 

そして今日は、お互いのクラスの「みせあいっこ」。

この「みせあいっこ」という言葉、幼稚園独特でしょうか、何だか かわいい言葉でしょう？

「ねぇ、ねぇ、みせあいっこ しようか…」と持ちかけると、みんな「ヤッター！」「みたい、みたい」と興奮気味。

リズム室に集まって、順番に舞台でおけいこしました。

ほほえましいのは、年少さんの 思いっきり声をはりあげて歌ったり、ゼスチュアをつけすぎて崩れてしまうのを見た年長さんが「…かわいいなぁ」と ポソッと言ったりすることです。

 

あら、あなたたちも、ちょっと前まで こんなに小さかったのよ、そして、今でも すごくかわいいのよ、と思うのですが、年長から見た年少さんて、小さくてかわいくて、何かしてあげたいなぁ、と思う存在のようです。

 

さて、年中さんになると、ぐっと しっかりして来ます。

歌の声も大きく、英語は特に 間髪を入れず、パートごとに どんどんつなげて行くあたりは「見事！」という出来具合、教える先生も 覚える子ども達も、いっしょうけんめいです。

こんなに上手になるために、おけいこはちょっとしんどいかなぁ…？　と思いますが、大丈夫、コツコツやって、できない日も「少しずつ」を積み重ねて来ました。

がんばることは必要だけれど、がんばった先にある達成感を 今味わいつつあります。

 

年長さんも同様です。

 

歌も、台詞が全部英語の劇も、ここに来て ぐんと上達しました。

のびやかな曲にのって歌う歌も、英語の、リズムをつけながら台詞を掛け合うのも、子どもなりに楽しんでいるのが感じられるようになって来ているのです。

発表会まで もう少し。

お家の方々に見ていただくのが 楽しみです。

 

お昼から、「がんばって 給食を早く食べたら、おさんぽに行こう」と約束していた年少さんは、園の近くを てくてくさんぽ、稲刈りが終わった田んぼに入れてもらったり、畝を歩いたり…、気持ち良く歩いて、「ただいま」と 満足そうに戻って来ました。

発表会近しと言っても、こんなお楽しみも ちゃんとあります。

 

＊　＊　＊　＊　＊

 

これは、年少さんの舞台でのおじぎです。

ピアノのお辞儀の和音に合わせてしていますが、ペチャッと下を向く所が何ともかわいくて、笑ってしまいます。

 

全部終わってから…　年長さん、「ちょっとお手伝いで体を動かすっていうのは、どう？」「やりたぁい！」ということで、雑巾がけ。

そうね、みんなで使ったリズム室だから、みんなできれいにしましょう。

グイッとお尻を持ち上げて タッタッと進むのは、腕、足、腰の力を強くします。

 

 

（　↑↓　お外遊びにもちょうどいい気候です）