今日の幼稚園 2021.9.10
週末、金曜日ですね。
今週も無事に守られて 平常通りの園の営みを続けられることは、とても感謝です。
金曜日は 全員集まってお礼拝、園長先生から聖書のお話を聞きます。
この時の子ども達の様子って、こんなふうです。
前の方から年少、年中、年長と座っていますが、それぞれに いっしょうけんめい聞いている姿がかわいいです。
今日はルカの福音書から「善きサマリヤ人のたとえ話」を聞きましたが、かわいいんですよ、ケガをして倒れている人のそばを知らぬ顔をして通り過ぎた人の所で、園長先生が「その人は助けてあげないで、知らん顔をして通り過ぎました」と言うと、身をのり出して聞いていた子ども達の中から「えっ…、!!!」と思わず声が漏れたのです。
小さいなりに驚き、「そんなん、あかんやんか!」と憤慨しているのが伝わって来ました。
毎週聞く聖書のお話は 子ども達の心に大切なものを植えつけているんだなぁと、改めて思います。
お礼拝の後は 各クラスの活動、年長さんは 青空の下、鼓笛隊のおけいこ。
空気が澄んで気持ち良いですが、日射しはまだ強くて 一汗かきました。
年中さんは リズム室で、初めてバルーンに触れました。
バルーンの周囲を持って ふくらませ方を教えてもらったり、「コップ」という、中に入って行くのを教えてもらったり。
今年はコロナ対策として、ふくらませたバルーンの中に入ってこもるのは止めるようにしていますが、子ども達の楽しみであるバルーンは 何とかやりたいと願っています。
年少さんは、「とんぼのめがね」「こおろぎ」などの お歌。
おっ…、歌詞を間違わなくなって来たね、という感じです。
礼拝の後 お部屋に戻る時、大きな声で「ぼく、きょう たんじょうびやねん、なぁ、ぼくな、きょう たんじょうび、あのな、きょう たんじょうび」と全員に触れ回っているのが 廊下に響いていました。
生まれて まだ3〜5年程の幼稚園の子ども達、お誕生日の喜びはとても大きくて、1年に1度の大切な日です。
あ、みんな まだそれだけしか人生を過ごしていないんだ、そして掛け替えのないこの時を、あいけいで お友達や先生と平和に楽しく過ごして、いろいろな体験を積み重ねているんだなぁと思うと、感慨深いですね。
年少さんは お歌の後、「とんぼ」の製作あそび。
予め切ってある羽に、クレパスで好きなように模様を描いて仕上げる 簡単なものですが、「せんせい、せんせい、みて!」と うれしそうに2〜3人が とんぼを振ると、あっと言う間に「ぼくのも みて」「わたしの、こんなの」と集まって来て… 「ちょっと離れましょうね」でした。
昨日 お昼過ぎ、年少さんが1人 事務所にやって来て「ねぇ、せんせい…」「あら、どうしたの? なぁに?」「ぼくな、おいしかったから、きゅうしょく いっぱい たべてん」「まぁ、ほんとね、お腹がぽんとなってるわ」「うん、おかわり したからなぁ…」。
そう言いに来てくれて、自分のクラスに戻る途中、他のクラスの先生にも「あのな、ぼく、いっぱい たべてん」「わぁ、ほんと。お腹 大きいね」 同じことを言われ、「触らせて」、2〜3回なでられた所で「ちゃわらんといて(触らんといて)」。
かわいくって、大笑いしてしまいました。
小さな この子ども達が、あいけいで時を過ごし 育っていることを実感する こんな瞬間、幸せだなぁと しみじみ思います。
( ↑ うまく写らないけれど、園庭には今 とんぼがたくさん飛んでいます)
( ↑ 「せんせい、のって いいよ。おしてあげる」 ↓ )
( ↑ ここって、おしりを入れてすっぽり収まるカタチ)