運動会のおけいこと うさぎちゃん 2019.10.2
運動会のおけいこが続いています。
だんだん上手になるにつれて 楽しくなって来て、「ねぇ、何のおけいこが一番好き?」と聞くと、いろいろ答えてくれます。
バルーンは、たいてい どの子も好きな種目で、最初の頃はバルーンの端っこを持つだけだった子も 少しずつ順番が分って、グイッと引いたり 上にあげたり、子ども達の息が合って大きくふくらむと、やっていても 手応えを感じるようです。
そして今日は、未就園児のうさぎちゃんクラスの日でした。
お母さんと離れ際、大泣きする子も まだまだいますが、しばらくすると泣き止み、それぞれが おもちゃやブロックで遊び始めます。
アルエット広場で大きな紙を広げ、絵の具で好きなようにグルグル描く活動の頃には、みんな興味深く、「せんせい、オレンジいろ」「ぼくは、みどりいろ」と 筆を持って、思い思いに何やら描いていました。
「一つだけ お約束があるよ。筆を返す時は、使っていた色と同じお家に返してね」、先生が そんなふうに説明すると、2才でも よく理解するものですね、ちゃんと きまりを守れていました。
紙一杯に描いて、又 新しい紙に取り替えて 描いて…。
そうしているうちに、リズム室から大きな音が聞こえてきました。
年中、年長組が 組体操、バルーンのおけいこをしていたのです。
思わず、という様子で うさぎちゃんクラスのお友達が のぞきこみ、それじゃあ 見てね、ということになりました。
確かに、バルーンが大きくふくらんだり 回ったりするのを始めて見たら、びっくりするでしょうね。
皆 目が釘付けになり、息をのんで見ていましたよ。
今年のバルーンで 大きく変わったのは、退場のし方。
子ども達みんなが持って くるくる巻き、まるで一本の大きい綱のようにして片付け、抱えながら退場なんです。
一旦終ってから、今度は うさぎちゃんクラスのお友達の為に 大きくバルーンをふくらませて、中に入れてくれました。
うさぎちゃんのお友達の喜んだこと。
みんな、大はしゃぎでしたよ。
今年、これまで長く使っていたバルーンの一つが 古くなって、「うーん、運動会当日、子ども達が引っぱった時に ビリッといったら、たいへんだね」ということで、新調することにしました。
ただ今 注文中ですが…、昨日 年長さんが、「えんちょうせんせい」と みんなで事務所にやって来て、「バルーン、かってくれて、ありがとう」。
担任の先生に「買っていただくことになったのよ」と言われて、お礼に来てくれたんです。
あいけいの年長さんは、何か買うと、「せんせい、ありがとう」「だいじに つかうね」と、ちゃんとお礼を言うんです。
世の中には あふれる程良いモノがあり、満たされた時代ですが、モノを大切にする心、新しくなったら 有難いな、うれしいなと感謝する心を育てて行く教育は、とても大切だなと思います。