幼稚園 きのう きょう 2019.6.12
6月も半ばにさしかかろうとしています。
園の周りは6月の風景が広がって、「近畿地方の梅雨入りはまだかな?」という感じです。
ついこの前まで畑だった所、いちご狩りをさせてもらった畑も 水が引かれて、植えられたばかりの稲が細く ひょろっと整列して並んで、青い空や雲が田んぼの水に映るのは、とてもきれいです。
いつもお世話になっている農家の方が、毎年「田植え機に乗せてあげて」と 声を掛けて下さいます。
昨日年長さんが、道を渡って 田んぼに行き、順番に乗せていただきました。
「ここに苗を置くと、一本ずつ植えてくれるんだよ、すごいでしょ。タイヤも、みんなのお家の車と違うよね」「なんか、タイヤ ほそいなぁ」「せんせい、ここは?」「イスは、ひとつしか ないなぁ」「みずのなか、はいれるん?」。
奈良県は まだまだ田畑が多く、自然にも恵まれた環境ですが、多くの子ども達にとって「たうえ」は新鮮、田植え機を間近にするのは初めてです。
乗せてもらって ポーズしたところで、1枚 パチリ。
降りたら「あっ、水の中で なにか うごいた」「あれっ、おたまじゃくし?」「ううん、めだか?」と興味津々で田んぼを見ていました。
「先生、時々 だれか落ちはるなぁ」と 田んぼのおじさんに言われたこともあるので、「落ちたらあかんよ、あんまり下に行かないで」と注意される子も(まぁ、落ちても 泥だらけになるくらいなんですけどね)。
田んぼから帰ったら、年長さんは コーチとサッカーあそび、元気な声が響きます。
木に登ったリスちゃんが、みんなを見ているみたい。
フェンスをはさんで あじさいを見ているのは、年中さん。
あじさいの花を折紙で作るので、その前に「どぉれ、ほんものを見てみましょう」とのことです。
「せんせい、きれいやね、あおも むらさきも…」
お部屋に戻ったら、机の上でキュッキュッと折って…。
年少さんも 今日は製作あそび、雨の季節ならでは かな、かわいく切った傘に 好きな色のクレパスで絵を描いていました。
くるくる色を塗った子、傘に顔を描いた子、いろんな色で縞々もようをつけた子、「せんせい、みて!」「あら、みんな すてきね。そんな傘がほしいな」。
そして今日は、初めての うさぎちゃんクラスがありました。
来年4月、あいけいに来てくれるお友達です。
最初の3回はお母さんと一緒、今日は自己紹介をしたり、きれいなビーズを入れたスノードームを作ったり、お外で遊んだりしました。
幼稚園に少しずつ慣れて、お母さんも子どもも安心してもらえたら うれしいなと思っています。
午後、年に1回の内科検診もありました。
午前の診療を終えて駆けつけてくださったお医者様の前で、ペコッと頭を下げて「よろしくお願いします」。
ちょっぴりドキドキですが、優しい先生に診ていただいて「ハイ、いいですよ」と言われると、ほっと安心、子ども心に「やった…、おわった…」と思うんでしょうね。
先週も歯科検診がありましたが、子ども達一人一人が心身ともに元気に夏を迎え、大きく育って行けるように祈っています。