ジャガイモ掘り 2017.6.1
新ジャガの季節です。
いちご狩り、えんどう豆でお世話になった 園の前の畑のおじさんに、ジャガイモも作っていただいています。
秋のサツマイモ掘りは 全園児が体験しますが、ジャガイモ掘りは 年長さんが行きます。
場所は 歩いて2〜3分の所、園のすぐ ななめ前です。
「よおし、たくさん ほるぞ!」と出掛けて行った年長さん、道路から畑の方に降りると まず「せんせい、これ、なぁに?」、「カボチャみたいだよ。ほら、下の方 見てごらん」「えっ? あっ、ほんまや」。
「せんせい、ここ! ここに、スイカの 赤ちゃん ある!」 子どもが指さした所には、葉の茂った横から、小さなボールくらいの 縞もようのスイカがのぞいていました。
「これは?」、「キュウリだね」「あっちは ナスかな」
早、畑には夏野菜が育ち始めているのを 目の前にしたら、子どもも大人も なんだか…、感動です。
さて、お目当のジャガイモ、初めは うまく掘れませんでしたが、バスのおじさん、先生に助けてもらって「ここにあるよ、掘ってごらん」「こっちも、ちょっぴり見えてるよ」と教えられると、「あったぁ!」「おっきいの、あった!」と 歓声があがり始めました。
掘るのに邪魔になる茎と葉を除いてしまうと、「…どこ?」なのですが、そのうち自分達で「ここ、このへん ちがう?」と見当をつける子もいて、友達同士で上手に掘り当てて、しばらくすると大きなコンテナ箱が一杯になり、次の箱も一杯になり…。
バスのおじさんがリヤカーに乗せて 園に運んでくれました。
帰り道、この前まで いちご狩りをした畑に 田植えの用意がされていたり、稲の赤ちゃん、苗代が据えられているのを みんなで見ていると… 「あっ!」「あぁっ!」と子どもの声。
「どうしたの?」と聞くと、子ども達が指さしたのは 側溝の水の中を泳ぐ 大きなカメ。
丁度 田植えを控えて 側溝は水の量が多く、その中をカメがスタスタ(スイスイというより、前足、後足を動かしてスタスタなんです)泳いでいました。
なんだか、ゆったりした気分になって 園に戻りました。
あとから、「せんせい、あのね、200こ あったよ」と言う女の子がいました。
「え? 数えたの?」「うん」。
なるほど、それくらいは十分あったでしょうね、豊作でした。
年長さんは来週、このジャガイモを使って クッキングもします。
エプロン、三角布をして、1人ずつ包丁で切るんですよ。
作るのはカレーライス。
切ったら お給食のおばちゃんが 炊いてくれて、年少さんも年中さんも、みんなで いただくんです。
あぁ、とっても楽しみね…。
年長さんが楽しくジャガイモ掘りをしている時、年中さんは 腕時計を作っていたそうで、「せんせーい」と呼ぶ声に ふり向くと、自慢気な表情の年中さんが立っていました。
手首になにやら りっぱなものをつけて。
「まぁ、すてき、見せて」と言うと、口々に「とけいやねん」「はりも うごくねん」「せんせい、かっこいい?」。
事務所の奥の 園長先生にも「みてちょうだい!」。
「すごーい、かっこよくて すてきだね」とほめられて、うれしそうでした。
6月は時の記念日もあって、各クラス、時計作りが始まります。
「コチコチ カッチン」の かわいい歌声も聞こえ始めました。