秋のたよりとお客さま 2016.9.26
「せんせい、おばあちゃんが 持って行ってって」と差し出されたのは、いが栗の実がついた枝、そして、きれいな つるりとした ひょうたんが2つ。
「まぁ、立派な栗。ひょうたんは珍しいわねぇ」、園の子ども達に見せてあげてと 持たせて下さった おばあちゃまに感謝しながら飾りました。
かわいらしい おもちゃかぼちゃを持って来てくれた子もいて、急に秋の雰囲気です。
「せんせい、きょう、ぼくの おべんとう、くりごはん はいってるねん」「おみせで うってたよ」…、美味しい実りの季節を迎えていることを、子ども達も知っています。
でも、こんな いがいがの中に入った栗は、なかなか見られず、秋のたよりが幼稚園に届いた気持になります。
小ぶりのかぼちゃは飾り用、「これな、食べるのとは ちがうねん」「ちいさいね」「かわいいね」。
なめらかな形のひょうたんは…、「これ、なんやろ?」「なんか、体操するとき、手にもつの みたいやな…」(ダンベルのことを言っています)、先生に「これはね、ひょうたん。昔は この中に飲み物を入れて、水筒にもしたのよ」と言われ、「へぇっ…!! すいとう…!!」「うん、お酒とかも入れて」「おさけ…!!」。
「うちの おとうさん、ビールすきやねん」なんて、ついでのように ちょこっと言う子もいて、笑いました。
今日は未就園のお友達の うさぎちゃんクラスも。
だんだん楽しくなってきていて、のぞいてみると、丁度おもちゃを片付けて 紙芝居を見始めたところ、じっと座って よくお話を聞いていました。
年中さんは、お部屋でリレーなるものの説明を聞いて、まず、よく理解するというのをやっていました。
走って競争する前に、まず ようく仕組みを理解しておくと、外に出て走った時 スムーズです。
「せんせい! みて! バトン」と うれしそうに見せてくれました。
それから、今日は、近所の田んぼのおじさんから、水路でとった どじょうと めだかをいただきました。
「わぁ、ほんまに ひげ はえてる」「にょろにょろって うごくなぁ」「せんせい、これ さかな?」、そう、どじょうを見ることも めったにないですものね。
♪ どじょうが出てきて こんにちは ♪ と どんぐりころころ を歌うと、「あっ、あの どじょう」。
みんな 小さい時から親しんでいる歌詞の どじょうだけど、見たのは初めてかもしれない、子どもなりに「なるほど」納得の感じです。
めだか、小さいザリガニもいて、昨夜の雨でやってきてくれた珍客を 楽しげに ながめていました。