今日の幼稚園 2024.10.23
雨の予報でしたが 雲の間から青空も見え、周囲の田んぼの様子とよく合う 秋の風景です。
でも 気温は上がって、ジリジリと日射しが夏のよう。
本当に変な秋です。
今日は水曜日で、年長さんは 絵画の中嶋先生の日。
子ども達が一人一人 先生から渡されたのは、ていねいに作られた美しい本。
中は白い紙で 4ページあります。
先生が子ども達のために、手作りして下さったんです。
「これは みんなが作る、自分だけの本ですよ。どんなお話にしましょう、どんな絵を描きましょう。ページをめくると、どんなふうにお話が進むでしょう。自分で考えてみて」
先生に言われて、「うーん、ぼくは…」「わたし…、あ、こんなん したい」 一人ずつ自分で考えて、描き始めました。
「えっと、えっと、きょうりゅうが いて、あるいてたら、ともだちと あって、それから…」「すてきな おしろに すんでて、おしろの やねが こんなふうで…」。
後で聞いてみたら、30人全員「じぶん」のストーリーで、同じ子は一人もいなかったんですって。
考える力、想像する力、話を組み立てる力がついているんですね。
年長さんは 今年度は、一学期から絵のない本を読んでもらって、ゆっくり内容を考えて理解し、想像をふくらませる取り組みを たくさん重ねて来ました。
そんな活動も 子ども達の内側で実を結び始めているんでしょう と思います。
年中さんは、キノコのカサをスクラッチ。
先日切って色をぬり、その上から黒いクレパスをぬり広げた まっ黒のカサに、細いねんどベラでひっかくように絵を描いて 黒をけずると、きれいな下色で絵が見える、というものです。
「せんせい、みて、きのこを おかおに してみた」「ここ、おはなと ほしと、うさぎも かいた」
描けば描く程 下の色が出て来るおもしろさに、みんな夢中でした。
ハロウィーンの飾りもの、カボチャも すてきにできましたよ。
きのこが一足先にできた年少さんのお部屋には、子ども達の作品が モビールのように吊られ、風に揺れています。
今日は…、「それ、なぁに? 何をしてるの?」と尋ねてみると、「うん、でんしゃ」と返って来ました。
ははん、秋の電車といえば、あれかな?
「せんせい、りんごとか はこぶ でんしゃやねん」「みかんも」。
そう、子どもの大好きな「くだものれっしゃ」の歌の製作ですね。
今日はまず折り紙で列車を貼って、後日 好きな果物の絵を描きます。
「せんせい、ぼく、みかん すきやねん」「わたし、りんご」「ぶどう」「バナナ」 子ども達が 好きなものを次々教えてくれます。
その うれしそうな顔を見て、人間って 3才も4才も5才も、30才も60才も、きっと80才も、好きな食べ物の話になると 楽しくなって、みんな笑顔になるんだな、おんなじね、…と思います。
秋は食欲が増し、美味しいものがたくさん採れる季節。
心なしか ほっぺがぽちゃっと丸くなった子も、何人かいますよ。
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( ↑ )昨日の年中さんの お散歩と、( ↓ )年少さんの お外遊びの様子です。