いよいよ運動会の週に入りました。

ひと頃の猛暑は過ぎ去ったものの、日中はまだ30℃くらいになり、週末に向けて台風の影響も心配…ですが、やっぱり「運動会 もうすぐ！」です。

 

子どもも大人もはりきって 用意を進めています。

鼓笛隊も本番を控えて、少しずつ磨きがかかって来ました。

一学期から パートに分かれて、又 一人一人個別に、小さなおけいこを先生と一緒に積み重ねて来ました。

分からなかったり、うまくできず 何度もやり直したこともありました。

その 自分の「たいへん」を越えた子ども達が 集まって、今の「だいじょうぶ」を作り、「がんばれる」自信につなげて行くのだと思います。

クィッと上げた顔に 日々誇らしさが加わって行くのを見る喜びは、他では得られないものですね。

 

さて、運動会前ではありますが、今日は たっちゃん先生の体操あそびの日。

年中、年長さんが体を動かして遊び、速く走るコツ等を伝授してもらいます。

どんな時にも「おっもしろ〜い たっちゃん先生」とオニごっこをしたり、うさきになってジャンプ、ヨーイ ドン、片足ケンケンをたっぷりして、体を十分ほぐした後で「ヨ〜シ、かけっこするよ、しっかり手を振って走るよ！」とやってみると、おっ、速い、あれっ、いつもトロトロッと走るあの子も しっかり走ってるね、です。

 

 

年長さんも、体をほぐしてから、跳び箱のコツを教えてもらいました。

（運動会の障害物競走アドベンチャーゲームでは 跳び箱があるんです）

 

たっちゃん先生の楽しい言葉は、子ども達の「えっ、ぼくも できるかも」を引き出すマジックですね。

 

たっちゃん先生と楽しく動いた後、もう お弁当？

いえいえ、もうひとがんばり、「リレーだけ、１回やろっ！」ということで、年中、年長さんが外に出て来ました。

リレーの順番の理屈がのみこめて、バトンの受け渡しも上手になって、ずいぶん いい競争ができるようになって来ました。

子ども達も 手応えを感じているようです。

先週金曜日は、リレーの展開で「オッ、抜いた！　◯◯ちゃん、がんばれ！　行けっ！」が何度もあり、今まで勝たなかったチームが一等になりました。

「ただいまの結果です」と発表しかけたその時、アンカーを走った男の子が「ウォ〜！」と叫び、歓喜の顔で こぶしを何度も振り上げました。

「◯◯くん、吠えてる！」　彼の今まで見せたことのない 爆発した喜びの表情、リアクションに、先生達は全員 胸を熱くしました。

年中、年長さんの成長ぶりには 本当に感動しますね。

 

小さい年少さんは？

はい、年少さんも よくがんばっています。

まだまだ幼いながらも「順番抜かしをせず、まっすぐ行進する」とか、「お遊戯の振りつけを覚えて、音楽に合わせて踊る」等、人生初の経験に いっしょうけんめい取り組んでいます。

 

先週金曜日は、うれしいサプライズがありました。

いつも見るだけだったバルーン。

「おにいちゃん、おねえちゃんは、すごいな。ふくらんだり、まわったり、きれいやね」と思っていたところに「ちゅうりっぷさん、入っておいで！　入れてあげる！」と呼んでもらったんです。

「えっ？　いいの？　…ワーイ！　バンザ〜イ！　ヤッター！」の年少さんでした。

 

 

運動会は 土曜日。

それぞれのクラスが ラストスパートです

ほんわか かわいい幼稚園も、今週は がんばりの一週間ですね。