避難訓練 2024.6.6
火事、地震、いつ起こるか分からない災害に 日頃から備えることは、とても大切です。
今日は 給食を食べ終わった一時前、火災を想定した避難訓練をしました。
お昼過ぎ、みんなリラックスして ブッロクやおもちゃで遊んだり、先生のお話を聞いている時、突然けたたましいベルの音が鳴り響きました。
「避難訓練です」 近所の方に 本当の火災ではない事を知らせるアナウンスの後、「火事です、給食室から火が出ました。みんな、先生の言うとおりに逃げましょう」と放送があり、子ども達は一斉に 外に飛び出しました。
防災頭巾をかぶり、くつは はき替えず、上ぐつのまま。
園庭側に出る年少・年長組、年中組は 更に近い裏の駐車場へ。
訓練初めての年少さんは、ベルの音に驚いてパニックになってはいけないと、予め避難訓練について話してありました。
防災頭巾もふつうの帽子と違うので、かぶり方をおけいこしていました。
でも、いつベルが鳴るかは知らされていません。
「ひなんくんれん、おっきい おとが するって。そしたら、きいろいの(防災頭巾) あたまに かぶって、おそとに いくんだって。」だけの3才、年少さん。
はて さて、どうなるか…でしたが、ベルの後、アナウンスをして見ていると、バラバラッと 急いでお部屋から走って出て来ました。
先生が残っている子を急かして 全員出て来て、人数確認が終わったのは、アナウンスの後 1分5秒後でした。
人数を手早く確認する年少さんの向こう側では、すっかり避難手順を終えて並んでいる年長さんが にこにこ。
裏手の年中さんからも、年少さんの前に「全員いました」との報告が入っており、今年度1回目の避難訓練は上出来だったと思います。
あ…、こんなおもしろい事も一つ。
整然と並んで 確認を終わった年長さんから、笑い声。
「え? どうしたの?」「うん、わたしの ロッカーから ぼうさいずきんを とるとき、あわてて、すいとう もってきてしまった…」の子がいて、先生から「あらぁ…、ちゃんと防災頭巾かぶって、上ぐつのまま出て来たのにね。水筒か…」と笑われていたんです。
こんな「クスッ」があるのは、平和の証拠ですね。
最後は、並べたぬれ雑巾の上を踏んで 上ぐつの底をきれいにして、お部屋に戻りました。
避難訓練ではありませんが、先週金曜日、「バスの中に閉じ込められたら」を想定して、「たすけてボタン」という バスの子ども用非常ボタンを、各クラス 全員確認しました。
痛ましい事故の教訓を胸に「もしも」を考えて、子ども達に「自分を守ること」を教えておかなければなりません。
4月入園後、年少さんも落ち着いて来たので、このような機会を持ちました。
あいけいでは、通園バスの安全確認を 以下のように行なっています。
①園到着後、バスの添乗保育者が、子ども達がすべて降りたことを 後部まで確認して降りる。
②バスの運転手がバス清掃し、バス内を後部まで確認する。
③園長が、バス内を後部まで最終確認して、確認表に押印する。
このような三段階の確認作業を、毎日 朝・帰りとも行なっています。
安心して通園バスを利用していただけるよう、これからも努めて参ります。