今日の幼稚園 -年長さん- 2024.3.15
最後のおけいこ。
週が明けると 卒園式。
年長さんは、いよいよお別れが迫って来ました。
そっところがしてきた美味しいあめが、もう 小さく 小さくなって来たということです。
甘い匂い、すっぱい匂い、花の匂い、フルーツの匂い、ふわっと香る日々が、とうとう幕を閉じるという所に来たのです。
あいけいの小さいさくらんぼの木は、満開になりました。
度々登場してくれた「つよいおんなチーム」の子達が、今日 登園するなり「ねぇ、せんせい、かみ(紙) もう ないの?」「ねぇ、いつでも よんで、すぐ くるから」「わたしたち、すごく ちからもちだよ」。
本当にありがとうね、重いコピー用紙の包みを いつも持って助けてくれて。
「みんなが卒園すると、さびしくなるわ」「だいじょうぶ。わたしたち、いなくならないよ」「えっ?」「うん、あいけい1ねんせいに なるねん」…こんな うれしいことを言ってくれるんです。
卒園式のおけいこは3日目。
良い緊張感がリズム室全体を包み、立派なおけいこのしめくくりになりました。
大好きなあいけいとお別れするのだから、最後をしっかり 立派に飾ろうね と話したことが、子ども達の心に届き、同じ思いを共有できたようで、うれしいです。
本当に大切だと思うことは、誠意を込めて伝えれば 小さな子どもでも分かり合えると、いつも信じて来ました。
今日の様子を見ると、その通りだな と思います。
1時間半にわたるおけいこの後は 外あそび。
そして最後の給食は、あいけい一の人気メニュー、カレーライスです。
好きな給食を聞かれると、3人に1人は必ず「カレー」と言います。
その大好きなカレーを 大好きなお友達と食べるのも、最後になりました。
給食の後、外で一遊びしてから お部屋に戻り、そこからはお別れタイムが始まりました。
「幼稚園、いろんな事があったけど、何が楽しかった?」「おそとで あそぶのが たのしかった」「ぼく、さんりんしゃ」「わたし、こてきたいが たのしかった」「そつえんえんそく」等々、子ども達に聞きながら振り返った後は、一人ずつ 先生がおひざに乗せて「◯◯ちゃんのこと、大好きだったよ。◯◯ちゃん、鼓笛隊の時、すごくがんばったね」「◯◯くん、ページェントで大きな声出せたね。先生、びっくりしたよ、うれしかったよ」…、一人一人との思い出は みんな違って、尽きません。
抱っこされて、涙をこぼす子も。
ずっとこうしていたい、ずっとあいけいで 大好きなみんなと過ごしたい、そんな切ない思いで胸を一杯にして、お別れタイムは過ぎて行きました。
初めは照れ臭そうにしていた子達もいましたが、途中から「? …どうした!?」と思う程 大きな声が、廊下中響き渡って。
こんなふうに年長さんから大泣きの合唱が聞こえるのは、年に一度のことでしょう。
これも又 良い思い出となって、あいけいアルバムは、もう 最後のページを残すのみとなります。