今日の幼稚園 2023.5.25
五月も下旬になり、やわらかな新緑が 深い色に変わりつつあります。
今日はくもりがちですが、通る風が心地良く、梅雨を控えたこの時期らしい しっとりとした風情です。
このころになると だんだんクラスが落ち着き、活動の幅が広がるようになります。
入園から2ヶ月程の年少さん達も、ずいぶん慣れて来ましたね。
朝 自由あそびをしている所をのぞくと、ブロックを合わせ、まぁ 何やらかわいらしい様子、おままごとのいろいろな食べ物をきれいに並べて「お給食ごっこ」です。
一人の子が 小さな先生になって、ブロックを立てて、それをピアノに見立てて 弾く真似をしています。
担任の先生も 子ども達の中に入っていて ちょっと遊びをリード、「さぁ、お給食のうたを歌いましょう」と声を掛けると、みんなが ♪ おいしい ごちそう きょうもまた〜 ♪ と歌い出しました。
先生役の子は ピアノを弾く手をしています。
「あら、すっかり幼稚園、上手ねぇ」とほめると、みんな得意気に笑いました。
この二ヶ月、初めは泣いている子も多く 不安そうな顔がいっぱいだったのに、何て成長したのかしら、と感慨深く思います。
知らない所、知らない先生、知らないお友達、「ぼく、どうしよう…」だったのに、「おともだちって いいね」「みんなで うたったら、たのしいね」が分かって、「だいじょうぶ」と「すき」が少しずつふえています。
幼稚園に 安心できる居場所を見つけつつあるのでしょうね。
ヒラリー先生の英語あそびも、今日から30分程になりました。
最初は 顔を見せてあいさつだけだったのが、10分になり 15分になり、今日は30分。
“How are you?” と尋ねられるのにも 少し慣れたかな、先生と一緒に “I’m fine, thank you.” を ゴニョゴニョ返していました(まだゴニョゴニョです。でも 何とか真似をして、それらしくね)。
( ↑↓ こちらは年中さんの英語あそびです)
そんな風に 年少さんも落ち着いて来たので、今日は バスの安全ボタンを教えました。
昨年 バスの事件が報道され、設置したボタンです。
あいけいでは、以前から 子どもがバスから降りているかを二重にチェックし、日々の出席調べで人数を確認するようにしていたのですが、更にそれを厳重にし、子どもが押せる安全ボタンを車内に付け チェックを三重にして、朝と帰り、バス運行が終わったところで 園長先生が最終確認して、記録に捺印する形をとっています。
各クラスの朝の出席調べで、欠席児は 家庭からの連絡を確かめて、不明な場合はすぐ電話を入れるようにしています。
初めてバスのブザーを教えてもらった年少さん、駐車してある 誰も乗っていないバスに 順番に乗り、「暑いでしょう? こんな暑い中にずっといたら、たいへんなことになるよ。もしもそうなったら、困ったら『助けて』って これを押すんだよ」、お部屋でも詳しく話してありましたが、バスに乗って再度言われ、順番にボタンを押してみました。
ふだんバスを利用していない子も、全員乗って確認し、体験しました。
年中・年長さんは 去年もやっていますが、久しぶりに もう一度ボタンを見て、押しました。
「困ったこと」が起こらないよう十分注意しなければいけませんが、「もしも」に備えておくのも大切です。
保育の中で 見逃しやすい「スキマ」に気付き、それを無くす注意深さを持ち、職員同士でしっかり共有できるようにしたいと願っています。
( ↑↓ 年長・年中さんは 時計作りです)