今日の幼稚園 2023.4.24
四月も最後の一週間。
連休も近づき、何となくソワソワした雰囲気が漂い始めましたね、
コロナが始まって 子どもも大人も「がまん」を強いられた3年でしたから、今年は少し ほっとできるかなぁと うれしく思います。
さて 土・日のお休み明け、年少さんはどうかしら…。
入園式から20日程経って そろそろ疲れが出て来たり、季節先取りの暑さと 寒の戻りで 体調を崩したりしやすく、ちょっと不安定な様子が感じられます。
一方で、「ようちえんの まいにち」を重ねることで 少しずつ慣れ始め、小さな歩みが着実に進んでいます。
朝 お部屋に入った時は 泣いている子もいたのですが、全員揃う頃には何とか落ち着いて、先生と一緒にお礼拝、さんびかを歌ったり お祈りをしたり。
ちゃんと目を閉じて お手々を合わせて…、「え? おいのりって なぁに?」だった年少さんが、「うん、こんなふうに するんやね。かみさま、きょうも おまもりください」。
さて、こどもの日が近づいて、年少・年中・年長と それぞれ こいのぼりを作っています。
まごいと ひごい、年令によって作る工程は異なりますが、みんな いっしょうけんめい。
年少さんは、初めてのハサミや のりなので、ちょっと大変です。
でも、みんな よくお話を聞いて、がんばっていますよ。
年中さんも、去年よりちょっと難しいのに挑戦しています。
のぞいた時は、丁度うろこを貼っている所。
折り紙を丸く切って、ふたつに折って貼ります。
「せんせい、みて。これ、うろこやけど、はんぶんに したら、ギョーザみたいやねん」と教えてくれました。
年長さんは、うろこの形を切って、すき間なく貼り重ねます。
ちょっと時間がかかるので、先にできた子は まだのお友達のお手伝い、のりをつけたり、「あ、ここ、すきま できてんで…」と もう一枚さし込んだり。
こんな時、あいけいの子は とてもやさしいです。
「お手伝いしてあげてね」「はぁーい」と座ると、楽し気に せっせと一緒にやって。
手伝ってもらう子も、「ふぅ〜…、まだ おわらない」と思っていた所に 「◯◯ちゃん、いっしょに やろ!」と来てくれたことで、うれしくなって やる気が起こり、リズミカルに進められるようです。
年長さんは今日、「去年みたいに、又 ちょうちょを育てたいね」ということになりました。
もう卵はあるかしら…ということで、園庭のレモンの木の所に行き、やわらかな新しい葉っぱを探しているうちに「あった!、あった!」、小さい 小さい 卵が産みつけられているのを発見。
「どのき(木)でも、たまごは あるの?」「いいえ、ちょうちょは、みかんやレモンの木が好きらしいのよ。どんな匂いがするんだろうね」と、葉を取って 匂いを嗅いで「うーん、なんか ちょっと ガムの においみたい…」。
手の平に そっと卵の葉っぱをのせて、お部屋に帰りました。
卵は本当に小さくて、1ミリもないくらい。
でも 不思議ね、そこに生命が宿っていて、それはだんだん大きくなって 形を変えて行き、ちょうちょになって飛んで行く日が来ます。
お世話をしながら、その不思議さを 子ども達が体験的に感じとってくれるといいな、と思います。
今 園には、春のお花がいっぱい。
プランターのパンジーや キンセンカ、園庭の白いふわふわした大手毬は 花嫁さんのよう。
その下には、よく茂った美しい葉の下に ひっそり小さな花が咲く、ナルコユリ。
「せんせい、これ、きれいやね」「おはな、いっぱい ついてる」「したの ほうのも、かわいい」 花々が 春の喜びを歌っているように感じる あいけいです。