卒園式 2023.3.17
美しいビーズを一つずつ通すように 毎日を過ごして来ましたが、ついに最後の一玉をつなげて、年長の子ども達が 今日卒園です。
月曜日からおけいこを重ねて 式の進み方がよく分かり、その意味も子どもなりに理解して、晴れの日を迎えました。
お家の方と一緒に登園して来た子ども達、うれしそうな、ちょっぴり恥ずかしそうな表情です。
一人ずつ 胸にお花をつけてもらって、式が始まりました。
まずは いつものお礼拝、神様の愛と恵みに守られ、育てられ、こんなに大きくなったことを感謝しました。
3年前、あんなに小さくて か弱くて、お母さんと離れられずに泣いていたのに、と思うと 感無量です。
何度も練習した証書の受け取りも、みんな、とても とても上手でした。
名前を呼ばれて 園長先生の前に出ますが、園長先生によると「一人ずつ 本当に輝いた顔をしているんだ。その表情を見ると、心に何とも言えない喜びが湧いてくるんだ」そうです。
子ども達にとって人生初めての証書、あいけいの月日がギュッと凝縮されて、この中に入っているようにも思います。
卒園児を紹介するビデオや 合間に歌をはさみながら、式は進行して行きます。
大人も子どもも「大好きだった あいけい幼稚園」にお別れする一瞬一瞬を 大切にしながら、プログラムが進みました。
最後は 英語の歌 “Auld Lang Syne” を、二つのメロディで 子ども達が歌いました。
日本では「蛍の光」、卒業式に歌われるものとして よく知られていますが、もともとはスコットランドの民謡で、欧米、主に英語圏の国で広く歌われています。
年始、披露宴、誕生日などでも歌われるそうです。
クリスマスから続く集まりでは、”Silent Night” (きよしこの夜)と この “Auld Lang Syne” が歌われ、人々が肩を組んだり 手を取り合ったりして、共に楽しみ 絆を深めると聞いています。
今日あいけいを巣立って行く子ども達が、いつか世界のどこかで、目の色、肌の色の違う人達と 肩を寄せ合って歌い、平和のかけ橋となってくれることを願って、式のしめくくりにしたいと思いました。
幼い心に蒔かれた神様の愛と恵みが、これから育ち、どんな時にも希望を失わず、平和を作る人として歩んでほしいと 心から願っています。