今日の幼稚園 2022.5.11
やわらかな新緑が少し濃くなり、みずみずしい色合いに変わって来ました。
冬の間休んでいた田んぼにも機械が入って、田植えの準備になるのでしょうか、耕す様子が見られるようになりました。
毎年近所の畑で えんどう豆をお願いしています。
昨日夕方、採って来たばかりの えんどう豆が届き、今日の給食は豆ごはんです。
そして、年長さんが えんどう豆のさやむきをお手伝いさせてもらいます。
「せんせい、きのう、おうちでも たべたよ」「まえ、やったこと あるねん」「これ やるの、はじめて」、ぷっくりふくらんだ豆を手に、先生から、さやの所を指先でキュッキュッと押して開けるのを教えてもらうと、最初はぎこちなく「こう? こう…?」と やっていましたが、そのうち「みて、みて! いっぱい はいってる!」「いくつ入っているか、数えてごらん」「1、2、3…、せんせい、9こも はいってる」「わたしの、7こ」「あ、ちっちゃい あかちゃんまめも、はいってた」「これ みて」と うれしそうな声があがり始めました。
「さやは 豆のお家みたいでしょ、お豆さんは 家族みたいでしょ、みんな キュウッてひっついて 仲良しだね」 そんな話をしながらの豆むきお手伝いは、とても楽しかったようです。
又、御家庭でも やってみて下さいね。
「母の日」は過ぎましたが、お母さんに贈る動画の撮影を 今日しました。
並んでお歌をうたいましたが、みんな はりきって大きな声、はりきりすぎて叫んでしまったり、お顔が強ばってしまう子も。
年少さんは まだ、じっと立って歌うだけでも たいへん。
「◯◯ちゃん、こっち向いてね、◯◯くん、そこに じっとしてて」と すったもんだして、やっと終わりました。
年中さんは、一年違いで ずいぶん成長しますね。
そして更に 年長さんになると、まあ、立派。
しっかり歌ったり、感謝のことばを言ったり。
子ども達の後ろの壁面に貼られた「お母さんの絵」も、年令毎に全然違って来ます。
年少さんの ヒョロッとしたクレパスの線も 何ともかわいくて、3才ならでは。
年中さんの しっかり描いた絵、年長さんの ていねいに細かく描き込んだ絵、どれもすてきですね。
年長さんは、今日は絵画の中嶋先生に教えていただく日。
今日は 先回の、タネから芽が出て 花が咲いた絵の続き、「土の中はどうなってる?」を描いていました。
虫を描いたり、アリのお家を描いたり。
紙をつなげて、すてきな絵ができあがりましたよ。
お昼になって…、いよいよ給食、豆ごはん、肉じゃが、小松菜のゴマ和え、牛乳が 今日のメニュー。
いつもはお家で「おまめは いらん」の子も、「年長さんがむいた豆」は特別で、口に運んで「おいしい」。
自分の手でむいた感触も新しい年長さんは、じっと見つめて、「これ、ぼく むいた おまめ?」「せんせい、おいしいなぁ」「ほっぺ おちそう」という子もいたので、「あ、そこに落ちてる、どうする!?」で大笑い。
今日のえんどう豆は 特に豆ごはんに合う「久留米」という種類だそうで、甘味があり、やわらかなごはんに よく馴染んで、特別美味しいです。
苦手な子も少しだけ、春の味わいを口にする機会になったかな…と思います。
( ↑ 絵本を見ながら遊ぶ年少さん)