今日の幼稚園 2021.12.15
今週は、クリスマス祝会を控えて 日々おけいこに力が入っています。
うろ覚えだったところを確認したり、ポイントを押さえたり。
劇、おゆうぎとも 大分でき上がって来て、舞台を順番に使ってやって行くのですが、全クラスの全種類をしようとすると 一回ずつしかできません。
先生達は その一回を大切に、「ハイ、ここで 女の子が出てくる、男の子はさがります。女の子 右手、男の子 左手!」と テンポ良く、子ども達がよく把握できるように 音楽に合わせて、声をかけます。
「こう教えたら 分かりにくいか…、じゃあ、こう変えて…。あ、そうすると、◯◯ちゃんが見えにくいから…」 真剣に舞台を見ながら、ブツブツつぶやいている先生、う〜ん、先生達の技も 磨かれますね。
はい、本番前の一週間は、子どもも大人も いっしょうけんめい、みんな がんばっています。
今週金曜日と来週月曜日は リハーサル、21日は いよいよ本番というわけですが…、今日はちょっと おけいこ風景をお見せしましょう。
衣装も合わせたりしていますが、本番のお楽しみを減らさないよう、ちょっとだけにしておきますね。
年長さんのページェントは、クリスマス礼拝の日に数枚 写真をお見せしましたが、今も毎日おけいこを重ねています。
おゆうぎ、男の子は とてもカッコ良く、曲もいい感じです。
現代風なリズムに合わせています。衣装もカッコイイです。
女の子は きれいなドレスのバレエ、「心をこめて、指先までていねいに、ゆっくり手を上げて行きましょう」 先生の声に だんだん気持ちを高めているのが 伝わって来ます。
昨日、うまくできなくて、何度もやっているうちに 泣きそうになったグループがありました。
そうよね、難しい所もあるよね、でも、今、がんばり時。
「苦しいなぁと思うことがあっても、そこをがんばって乗り越えると、素晴らしいものができ上がるんだよ。
山に登る時、しんどいな、ああ、もうくたびれたと思って、そこでやめてしまったら、素晴らしい景色を見ることはできないんだよ。
たいへんでも、よし、もう少しがんばっていこう と続けて行ったら、山の頂上に着き、『うわぁっ!』と思うような景色を 自分の目で見ることができる。
今 がんばっている人は、もう少しで 山の頂上に着くところ。
だから、一緒にがんばろう。先生達も同じなんだよ。」
そんな話をすると、年長さんは よく聞いています。
そして その後、子ども達の雰囲気が変わってくるのが分かります。
発表会はすてき、その成長を 大人達は楽しみにしています。
でも 一番大切なのは、これを通して 取り組む力を養い、努力する尊さを体験し、でき上がった喜びを 自分で味わうようになることです。
特に年長さんは、この体験が これからの道筋において、力を発揮する基となるのです。
あいけいでは、どのクラスも 年間通して、お話を「しっかり聞く」ということを大切にしています。
だから こんな時、こういう真剣な話が 子ども達の心によく響いてくれるのだと思っています。
幼稚園の子ども達は3才〜5才、お誕生日が来ても 6才までの幼児です。
でも、小さいなりに 一人一人がいっしょうけんめい取り組み、その結果としての達成感を しっかり味わってほしいと願っています。
それこそが、「明日を生きぬく力」につながると信じています。
…と、基本 コンセプトは確かですが、ほら、見て下さい、この かわいいこと。
思わず目尻が下がりますね。本番をお楽しみに。