今日の幼稚園-もうすぐお別れだね- 2021.3.12
今日は金曜日。
あら…?、おかしいな、週が始まったばかりだったのに…、という思いです。
本当に 3月の駆け足といったら、何と早いんでしょう。
卒園式も近くなり、このところは毎日、年長さんが おけいこをする声が聞こえています。
今日は、3月生まれのお誕生会でした。
今年度のお誕生会も、これで最後です。
一人ずつ名前を呼ばれて 前に出て来たら、先生からインタビューを受けます。
「大きくなったら、何になりたいですか?」「何をして遊ぶのが好きですか?」
子どもなりに、いろいろ考えて 答えてくれる様子が かわいいです。
プレゼントの 先生達が手作りしたカードは、年令の数の形になっていて、中には その子の写真が貼ってあります。
そして もう一つは、やっぱり先生達が一枚一枚ししゅうをした給食袋、こちらは お友達から手渡ししてもらいます。
受け取った子は、みんな うれしそう。
ずっと使ってね。
お誕生会の後は、年長さんを送る お別れ会。
この日のために、それぞれのクラスで 子ども達がプレゼントを作っていました。
年少さんからは ストローや キラキラの紙を通したネックレスを、年少さんに年長さんが贈ったのは かわいいくまちゃんの首飾り。
くまちゃんは 大きな口が開くようになっていて、「げんきでね」「ありがとう」「また あそぼうね」など、メッセージが書かれています。
年中さんから年長さんには 千代紙を貼り合わせた けん玉、年長さんは 牛乳パックで作った おしゃべりくまくん(口がパクパク開きます)を贈りました。
一人ずつ 首にかけてもらったり、手渡してもらったり。
みんな うれしそうでした。
でも、うれしそう…だけど、何だか、ほんのり しんみり。
やっぱり、小さくても お別れの切なさを感じるんだなぁ…と思っていると、後ろの方で シクシク泣いている女の子がいました。
先生が「◯◯ちゃん、どうしたの? お腹いたい? どうして泣いてる?」 一生けんめい聞いて、やっとわかりました。
理由は「さびしい」でした。
年長さんがやって来て、「なかないで」「また、あそびに くるよ」と慰めている姿もかわいらしく、子ども達の暖かい輪が うれしく思われます。
「あいけい」は 各年令1クラスずつ、人数も100人程の 小さい幼稚園ですが、私達は「大きな おうち」のようだと感じています。
先生達も子ども達も、みんなが家族のようで、あったかい空気に包まれて 笑ったり、泣いたりしながら 大きくなって行きます。
さて、今日は 先生達にも、年長さんからサプライズプレゼントがありました。
グループに分かれて、かわいい とび出すカードを作ってくれていたんです。
子ども達に呼ばれた先生が出て行くと、「◯◯せんせい、ありがとうございました」。
とび出すカードは、作り方を 少し前、絵画の中嶋先生に教えていただいたもの。
それを覚えて、ていねいに、とってもかわいいカードを作ってくれました。
ありがとう、先生達の宝物になりましたよ。
お腹が空いたところでの給食は、大好きな唐揚げ、キャベツとえびのペンネ。
年長さんにとっては、もう数少ない給食の機会となりました。
昨日のことですが…
3月11日は、東日本の震災から10年目の日。
幼稚園の子ども達にとっては 生まれるずっと前のことですが、10年前 こんなことがあったんだよ、たくさんの人が亡くなったり、ケガをしたり、おうちを流されてしまったんだよと伝え、そのことを記念する時間を持ちました。
全員リズム室に集まり、園長先生からお話を聞いて、お祈りしました。
今も痛み、苦しみを抱えておられる方々に、神様の慰めと励まし、恵みがありますように、子どもも大人も 心を込めて祈りました。
そして改めて、防災についても考え、備えて行きたいと思っています。