今日の幼稚園 2021.2.2
昨夜の雨が上がり、青空が気持の良い日になりました。
今日は節分、季節を分ける雑節の一つで、これを越えると立春、春がそこまで来ているということです。
窓からこぼれる日射しは、確かに 少しずつまぶしさを強めているように思います。例年2月3日が節分ですが、今年は2日、何と124年ぶりの時間の調整のためだとか。
昨日は年長さんの先生が、「みんなが住んでいる地球は、太陽のまわりを1年かけて回っているんだよ。1年は365日だけれど、ぴったりというわけではなくて、少しずつ時間がずれているの。それでね…」と ホワイトボードに図説しながら教えていました。
「先生、よく知ってるね」「はい、子ども達に どうしたら正しく伝えられるかなと、勉強して来ました」ですって。
みんな、よく聞いてくれていました。
今朝、お家の人に送られて来た年少さんが、戸惑い気味の様子。
「どうしたの? 入っていらっしゃい」「せんせい、あのね、きょう、おに…、くるの?」
ああ、そういうことね、「うん、きっと来ると思うけど、◯◯ちゃん、いつもいい子にしてるから 大丈夫よ。鬼さんは『悪い子はおらんか?』って やって来るけど、豆をまいて追い払えばいいよ」。
幼稚園、午前中はどこのクラスも製作あそびです。
2月10、11日の作品展を前に「3びきのこぶた」の お家作り、こぶた作りが佳境に入っているのです。
手を のりでベタベタにしながら 貼ったり、絵の具をぬったり、セロテープで貼ったり。
「せんせい、こう?」「せんせい、ポタポタしてる」「あっ、やぶれた」
子どもの声、先生の声が にぎやかです。
午前中、年長さんは サッカーもありました。
年中さんも、サーキットあそびも組み入れたり、製作したり、体を動かしたり…です。
お昼は 人気 No.1 の あいけいカレーと、キャベツとハムのサラダ。
そして、給食室で炊いた ほんのり甘いお豆を、年の数+1つ。
去年までは、節分の いり大豆を食べるようにしていましたが、喉につまらせたり、気管に入りやすいので、避けるようにと消費者庁からの通達があったため、あいけいでは 今年は煮豆にしました。
「お豆、どう?」「うん、おいしい」
初めは 年の数+1、その後は「おかわりしてね、たくさんどうぞ」です。
さて、お待ちかね(?)の鬼は、お昼から登場です。
「ふん、こわくない」という子もいれば、「やっぱり こわい〜」と先生に助けを求めて来る子も。
「おには〜 そと、ふくは〜 うち」 みんなの掛声で、しばらくの後、鬼は退散して行きました。
ほっとした所で 投げたお豆を拾って、きれいになったら 座って、「豆まき」の由来を教えてくれる紙芝居を読んでもらって 豆まき終了、めでたしめでたしです。
あいけいの鬼は、ユーモラスなお面をつけて ジャケットを着ただけの先生で、「◯◯せんせい ちゃう?」と見ぬいている年長さんもいますが、年少さんの中には「こわーい!」と思う子もいて、終わってから「おに、いって しまって、よかったなぁ」「もう きぃへん?」と ささやき合う かわいい声を聞きました。
大丈夫よ、あいけいの子は みんな、やさしくて良い子だもの。
もう鬼は行ってしまいましたよ。安心して、明日も 元気に来てね。