今日の幼稚園 2024.6.3

「先生、そろそろ芋 できてまっせ。3日程 雨降らんかったら、掘れるわ」、えんどう豆でもお世話になっている農家のおじさんから声が掛かったのは、先週のことです。

毎年6月 すぐ近くの畑で、年長さんが ジャガイモ掘りをさせていただいています。

「行ける日に行きます」と 分かったような分からないようなことを伝えて、長ぐつを用意していただき、見計らっていました。

先生達の間では「月曜日 行きたいね」でしたが、昨日一時的にザァーッと来たので、ちょっぴり心配になりました。

でも、幸い 畑はぬかるんでおらず、今日 年長さんが行けることに。

すぐ近く(ななめ前あたり)なので、子ども達は 帽子をかぶり 長ぐつをはいて、スコップを手に 門の外へ。

丁度 田植えの準備を始めている田んぼがあり、空を映して ぴかぴか光ります。

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「せんせい、あめんぼ いた!」「あ、ほんと」「どこ?」「あそこ、あそこ、ほらっ」、「せんせい、みんな うつってる」「ほんまや」、「あ、まだ たんぽぽも咲いてる、見てごらん」、「あ、たんぼの よこ、なんか むしの たまごみたいなん、ある」。

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ジャガイモ畑まで ほんの短い距離ですが、一歩出て歩いてみると、何てたくさんの発見があるんでしょう。

登園時 毎日通る時、バスだったり、お家の車だったり。

歩いてじぃっと見ることも 少ないですものね。

 

道を渡って 少し降りて行くと、いよいよジャガイモ畑です。

「さぁ、掘るよ!」、先生の掛け声。

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「よっしゃ、ここらへん掘ってみ」と、バスのおじさんの大きなスコップで グイッと土を上げてもらい、緑の茎を引っぱってみると…、「あった! おいも あった!」「いっぱい ついてる」、「ほら、こっちも掘ってみ」「ほんまや」、先生達も 大きなスコップを次々と土に入れて行き、「あった」「あった」の連続です。

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「せんせい、みて、これ、おっきい」「ちっちゃいのも ある」「あかちゃんみたいなのも、ある」、茎からお芋をはずし、用意して来たカゴに入れると、すぐに一杯になりました。

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違うカゴにも入れて、今年は いいお芋がたくさんできていました。

土を掘って行くうちに、一部に黒い所があって「なんか、ここ くろいね」。

これは くんたん(燻炭)というもので、秋の稲刈りの後、モミガラをいぶして 農家が作る肥料です。

黒い燻炭のお陰で、ジャガイモがよくできているのです。

どんどん掘っては お芋を取って…、「あっ、カエル!」 ぴょんと跳びはねたカエルにびっくりしたり、「きゃあ、ミミズ!」と大慌てでとびのいたり。

子ども達のジャガイモ掘りは、とてもとても にぎやかでした。

ほぼ全部取り終わって 幼稚園に戻り、お茶をゴクゴク、「ふぅ〜…、たのしかった」の 子どもと大人でした。

 

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( ↑↓ お昼はお弁当、おいしいね)

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