年長さんのキャロリング 2023.12.21
昨日の祝会が終わり、今日から年少・年中さんは冬休みになりましたが、年長さんにはもう一日、もう一つのお楽しみ、キャロリングがあります。
「イエス様がお生まれになりました」というメッセージをキャロルに込めて、各家庭を回るものです。
子ども達は先生に「いい? 今日、みんなは うれしいクリスマスのお知らせを届けに行く 天使のお役ですよ」と言われ、ちょっぴり緊張気味なものの、うれしくて楽しくて トクベツな思いになります。
白いガウンを着て登園して来た 子ども達の表情が、それを語ってくれていました。
全員そろったら、園長先生にお祈りしてもらい、二台のバスに分乗して出発です。
「いってきます」、「しっかり歌声を届けて来てね」 見送られて、バスが走り出しました。
それぞれの子どものお家を一軒ずつ訪問し、出迎えて下さったお母さん達の前で歌います。
これまでたくさん歌ってきたキャロルの中から、「ぼくは ◯◯を うたう」、「わたしは ◯◯が すきやから、それに する」と 自分で歌うものを決めます。
着いたら、まず一人で一曲、その後 グループ全員でも歌います。
お家の玄関の前にクリスマスの飾りつけをして下さったり、皆さん、子ども達の到着を待っておられ、そのかわいい歌声に うれしそうに “Merry Christmas” と返して下さいました。
お家だけでなく 市役所、警察署も回り、キャロルを披露、そして午前の部を終えて 幼稚園に戻りました。
園で美味しいランチを食べ、一息です。
「子ども達が、うれしい気持ちで キャロリングのお昼を食べられるように」と、役員のお母さん方が すてきなランチョンマットを用意して下さったりで、「なんか、いつもの おひると ちがうね」。
「いつものお昼」も 美味しくて楽しいけれど、何と言っても今日は「トクベツ」、その感じが 又、ワクワクを生むのでしょうね。
お昼を済ませて、子ども達は 又、出発して行きました。
一軒ずつ行き、終わりが近づくと、何だか ちょっと寂しい気分。
こんなに楽しい幼稚園のクリスマスが 過ぎて行こうとしている、名残惜しさのようなものが、心の中をよぎりました。
白いガウンを着て お友達や先生とバスに乗り、かわいい歌声を届けて回った あいけいキャロリング、子ども達の心に うれしい、大切な思い出となって、ずっと残ることでしょう。
明日からは、年長さんも冬休み。
寒気が来ていますが、風邪をひかず、元気にクリスマス、お正月を迎えてね。
( ↑↓ 子ども達が見ているのは、絵画の中嶋先生の作品。まさにキャロリングの情景そのものですね)