♪ ささのは さらさら　のきばにゆれる ♪　じっとしていても汗がにじんでくる この時期、「七夕」の歌の 涼やかでやわらかなメロディーとことばには、ほっと気持ちが落ちつく響きがあります。

このところ、各クラスから この歌声が聞こえていました。

お部屋に吊るしたひもに 笹飾りを一人ずつ作りためているのも、ふえてきました。

年長さんは さすが５才、つなぎものの数、種類、複雑な折り紙、どれも 他のクラスと違い、たくさんあります。

（　↑　難しい貝がらつなぎも、ほら、きれいでしょう？）

朝 子ども達が来る前に、飾りつけた笹を入口に立てておくと、バスから降りて来た子達が「わぁっ！」「かわいい」「こんなのも ある！」と 珍しそうに見に来ました。

昨夜まで降っていた雨も止んだので、水着に着替え、プールの前に記念撮影。

「ハイ、にっこり笑ってね」　写真屋さんに言われると、なんだか緊張して 怖い顔になってしまう子もいたりします。

 

月・火と ２日続いて雨のためにプールあそびができなかったので、今日はみんな うれしそう。

 

朝くもっている日は水のぬくもり方が鈍いので、少な目の水で入りましたが、水をかけ合ったり 先生のフープに引っぱってもらったりして、ああ 楽しい。

 

 

やっぱり 夏はプールですね。

 

年長さんは、今日は 絵画講師の中嶋先生と お絵描きの日。

プールの前に、お部屋で「木」の絵を描きました。

太い幹、そこから伸びる枝々、葉っぱは 緑の画用紙に自分で描いたのを切って貼りました。

夏、木々はたくさんの葉を茂らせ、生命にあふれた姿を見せてくれます。

そこにやって来るのは いろいろな虫達、幹にとまったり、葉っぱにとまったり。

葉っぱもいろいろな形、大きさがあるよ、木によって みんな違うよ。好きなように描いてごらん。

絵画の時間が終わって 廊下に絵を並べると、セミ達の賑やかな鳴き声が聞こえるような気がしました（セミ以外の虫も描きましたが、「何だか気分はセミ」というところでしょうか）。

その後 年長さんもプールに入って、今日はみんな 水の気持ち良さを満喫しました。

 

プールに入ると、髪がぬれてしまいますね。

女の子は 長い髪の子も多いので、着替える時 髪を結んでいたゴムをとり、ほどいて乾かします。

給食を食べ終わって 昼下がり、髪も乾いたころ、各クラスで夏だけの限定「あいけい美容室」がオープンします。

自分のプールバッグから、それぞれが くしを取り出し、先生の前に並んで座ります。

一人一人順番に、とかして 結んでもらいます。

「◯◯ちゃん、今日はどんなふうにしますか？」と先生に聞かれ、「みつあみに してください」という子、「おだんごが いい」、「◯◯ちゃんみたいに みつあみしてから…、くりっとして…」と注文がつきます。

あいけいの先生達は みんな美容師さんに変身しますが、ハイ、どの先生も腕がいいんですよ。

外は暑くても クーラーの効いた涼しいお部屋で、子ども達が 長い髪をさらさら揺らしながら待っている、自分の番が来ると、小さいのに ちゃんと希望があって「◯◯にして」と注文し、結ってもらう…、この やわらかで平和な光景が、毎年 大好きです。

あいけいの夏の風物詩です。

今年も一学期の営みが ゆっくり、やさしく、そして元気一杯、しめくくりに近づいていますね。