今日の幼稚園 2022.2.7
お休みが明けて、月曜日。
子ども達がやって来て、元気な声が 園内に響きます。
こんな日、幼稚園は 静かな眠りから覚めたみたいになります。
寒くても、くもり空でも、たとえ雨降りの日でも。
建物、園全体に 生命があふれるように感じるんです。
実は先週、月〜水が休園、そして年長さんは 一週間学級閉鎖になっていました。
お休みの間守られて、今日は 全クラスが久しぶりにそろったというわけです。
朝、うれしそうに登園して来た子ども達、とりわけ年長さんは「せんせい!」「はやく みんなと あそびたかった!」「せんせい、おやすみの とき、はが ぬけた」、みんな この日を待っていたんだなぁ、又、「いつものあいけい」が戻って 本当に良かったなぁ…と、「あたりまえ」の「いつも」の有難さを しみじみ思います。
さてさて、作品展は もうすぐ。
延期も考えましたが、コロナの感染は もはや、いつ・どこで・誰が を予測できない所にあります。
先に延ばすより、今できることを できるようにやろう」ということにしました。
お休みが長かった分、年長さんは 今日、急ピッチです。
「そっち もってて」「あ、あかん。もう1つ ラップの しん、いる?」「せんせい、ここ、つかへん。どうしてやろ…」「◯◯くん、この いろやで」…、のぞいてみると、みんな せっせ、せっせと手を動かし、協力し合い、時には「あ、むこう いくんやったら、もう1こ ふた、とってきて」「あ、わたしのも、おねがい」等、ちょいっと友達を使ったり、「◯◯くん、あそんでたら あかんやん。こっち もってや」というのもあって、あら、何だか大阪の商店街みたい、5才なりに 目一杯ピッチをあげているのね と感心したり、おかしかったり。
「久しぶりやから、みんな がんばってるねぇ」と のんびり声を掛けてみると、「せんせい、もうすぐや、もうすぐ 作品展やからナ」と諭されてしまって「すいません」。
あいけいっ子は 年長さんになると、こんなに たのもしくなるんです。
担任の先生がテキパキと「こんなことをしたいと思います。時間が短いので、みんなで力を合わせてやりましょう」と話したら、ちゃんとそれを受けとめて、じゃあ自分はどうしたらいいかな と考えます。
最近よく、「非認知能力を育てる」と言われますが、あいけいで、きちんと ていねいに 楽しく園生活をしていると、その力が しっかり養われていっているなぁ と思います。
置かれた状況を察知、理解して 考えて動く、他のお友達と協調して対応する--みんな ごく自然に、そんなふうにしています。
はい、年少・年中さんも、ピッチが上がっていますよ。
何だか、先週と全然違う雰囲気。
やっぱり、やっぱりね、全クラス揃った活気が園に漲ると、一人一人の子ども達も 元気が湧くんですね。
そう、それは大人も同じです。
作品展まで、みんなガンバレ!